地震史料集テキストデータベース
[未校訂]12・20 渋沢敬三編著
アチックミューゼアム
（包紙表書）「重須村
土屋兵右衛門様
急用
斎藤周助」
（同裏書）「
十一月五日
戸田ゟ」
態々一筆啓上仕候、然は昨四日四ツ時大地しん致、当村大荒
ニ而拙宅抔大災難家内姉なミ始、妻むめ忰太三蔵都合三人死
失致、右姉なミ忰両人は死骸相知れ不申、其外家内もは（半死半生）んし
よ〳〵ニて内母儀大キニけが仕、存命ニは候得共誠心労仕、
此段一寸御しらせ申上候、右之段申上度、取急早々不具
十（嘉永七年）一月五日 斎藤周助
土屋兵右衛門様
急廻状ヲ以、御頼申上候、各々様愈御安泰被成御座珍重ニ奉
存候、然は当宿川岸端ニ而昨四日五ツ半時比、高浪ニて被引
出何れ江流出申候哉、存亡相分り不申候間、何卒其御村方浦
江流寄申候哉、又は沖合ニ而見請申候人御座候ハゝ御揚置、
早々為御知被下候様、御取斗御頼申候面躰衣服書、左之通り
ニ御座候
一年比拾九才位女
面躰色黒細長キ方
右衣服
茶紺立しま袷壱
同立横しま半切壱
茶紺立しま前かけ懸但帯なし
一年比四拾才位盲人
面躰長サ色黒キ方
羽織無地
茶紺立しま綿入立
帯茶こはく
〆
右両人訳書御一覧御含被下何分相願申候
（嘉永七年）十一月五日 沼津宿船手
名主
我入道村ゟ
戸田浦迄
右村々
御名主中様
（包紙ウハ書）「急廻状 重須村
長浜村始 」
以廻状得貴意候愈各々様御安静ニ御勤役被成珍重之御儀ニ奉
存候、陳ハ去四日五ツ時過、大地震大津浪ニ而一村有増流失
致し右ニ付諸品其御村方江流寄候歟、又は沖合ニ而拾来候者
有之候ハゝ御取揚置、御沙汰被下候様願上候、右得貴意度如
此御座候 以上
（嘉永七年）十一月六日 重須村
名主（印）
長浜村
三津村
小海村
重寺村 慥ニ承知候
口野村
多比村
江の浦村
獅子浜村（印）
馬込村（印）
志下村（印）
香貫村（印）
我入道村（印）
沼津宿（印）
右村々宿場
御役人衆中
（ハリ紙）「少々流寄取揚置候処、御目印有之候ハゝ前浜江御出
御覧可被成候 已上
十一月七日 馬込村 」
前書重須村同様小海村不残流失仕候間、御拾被成候物有之候
ハゝ御取集候様、御取斗可被下候、村内取調へ次第、御無心
ニ罷出可申候 以上
十一月六日 小海村
名主
村々
御役人衆中
（包紙ウハ書）「 急廻状 重須村
木負村始 」
以廻状得貴意候、愈各々様御安静ニ御勤役被成珍重之御儀ニ
奉存候、然は去四日五ツ半時大地震大津波ニ而一村有増流失
いたし右ニ付諸品其御村方江流寄候歟、又は沖合ニ而拾来候
者有之候ハゝ御取揚置、御沙汰被下候趣奉願上候、右得貴意
度如此御座候 以上
十一月六日 重須村
名主（印）
木負村
久連村
平沢村
立保村
古宇村
足保村
久料村
江梨村
右村々
御名主中
（ハリ紙八枚・夫々右ノ村名下ニアルモノ）
「御廻状之趣、拝見承知仕候、当村へは流寄候品、一切無
之候、且又沖合ニ而見掛拾来候者も無之候、後日流より
候ハゝ早々御しらせ可申上候 以上
十一月七日 木負村
名主（印） 」
「御廻状之趣、拝見承知仕候、当村ニ而も家弐拾軒諸道具
共流失いたし候ニ付取揚ニ出申候ニ付当浦江流寄候品は
取揚置申候 以上
久連村
名主
御用ニ付無印 」
「御廻状趣拝見承知仕候、当付へも流寄候品一切無之、且
又沖合ニ而見掛拾来り候者も無之候、依之請印形差上申
候 以上
十一月七日 平沢村
名主 」
「御廻状之趣拝見承知仕候、当村江は流寄候品一切無御座
候、且沖合ニ而拾ひ来候者も無御座候、依之有之候ハゝ
案内申上候 以上
十一月七日 立保村
名主 」
「御廻状之趣拝見承知仕候、当浦江は流寄候品一切無御座
候、且沖合ニ而拾来り候者も是又無御座、後日ニ流寄候
品有之候ハゝ御案内可申候 以上
十一月七日 古宇村
名主
御用ニ付無印 」
「御廻状之趣拝見承知仕候、当浦江は流寄之品一切無御座
候、且沖合ニ而拾来り候者も是又無御座候、後日流寄候
品有之候ハゝ御案内可申候 以上
十一月七日 足保村
名主
御用ニ付無印 」
「御廻状之趣拝見承知仕候、当浦江は流寄候品一切無御座
候、且沖合ニ而拾来り候者も是又無御座候、後日流寄候
品有之候ハゝ御案内可申候 以上
十一月七日 久料村
名主
御用ニ付無印 」
「御廻状之趣拝見承知仕候、当浦江は流寄候品一切無御座
候、且沖合ニ而見懸ケ拾来り候者も是又無御座候、後日
ニ流寄候品有之候ハゝ御知らせ可申候 以上
寅十一月八日 江梨村
名主
御用ニ付無印」
乍恐以書付奉申上候
御知行所重須村役人共奉申上候、去四日朝五ツ半時大地震火
急ニ村中民家荒増押崩し間もなく大山のことくの大津波三度
打上、民家土蔵とも無跡方一円河原と相成、百性代三十郎ハ
溺死、外弐人死失、組頭喜藤治は大怪我いたし半死半生、土
屋伊左衛門儀は御召出ニ而韮山御役所へ罷出居、同人父大病
人義忰俊助背負出し漸寄（ママ）命相助、且御田地モ皆流失、旁以村
中小前一同、其日之食物ニ差支候始末、天地開□（闢）已来之天
災、一村退転ニも可及と奉存候間、御出役御見分被成下置候
様奉願上候、如斯之場合ニ至り候而ハ 御地頭所様へ御取縋
一同助命いたし一村相続方奉願上候ゟ外無之不取敢奉愁訴候
間、御出役被成下置御慈悲之御沙汰、幾重ニも奉願上候 以
上
嘉永七寅年十一月六日 豆州重須村
百姓代
三十郎 溺死 無印
組代
喜藤治 大怪我
半死半生 無印
名主見習
土屋俊介印形紛失無印
御地頭所様御役所名主
土屋伊左衛門 印
乍恐書翰一筆啓上仕候、然は願書ニ奉申上候通、前代未聞之
天災、進退此度ニとゝまり極難無此上私義ハ去朔日江川太郎
左衛門様 御役所へ被 召出留主中、外役人共死失怪我人等
ニ而既ニ小前一同離散、一村退転ニも可及哉も難斗候間、何
卒乍恐 御重役様方御出役被成下御助ケ被下候様奉願上候、
私義も韮山表ニ罷在、右御陣屋元は大地震ニハ有之候得共民
家押たをし候迄ニ而津浪無之、即刻帰村仕、誠ニ仰天仕、前
後ヲ失ひ申候、且近郷ニ而も大分死失人ハ有之候へ共拙村程
之大荒は無比類候、私住居仕候屋敷、寸尺之地形無之、数百
年来之庭松等も根こぎニ相成、無跡方一円ニ海と相成、三十
郎屋敷も同様、其外中々難尽筆紙何卒御慈悲ヲ以、即日、御
出役之上、一村相続仕候様御仁恵之御沙汰奉仰候、拙父義も
大病既ニ大切ニも及可申際ニ至り銘々衣類等も一枚も無之身
体（進退）度ヲ失ひ胸中転倒仕、前後混乱願書御推誦可被下候、御出
役之儀、幾重ニも奉願上候 恐々謹言
寅十一月六日夜認 土屋伊左衛門
同俊介
水谷俊平様
石川悌二郎様
二白申上候、道中筋通路も差当り有之由ニ候得とも世古六太
夫方迄七日朝相届置申候
御府内は御別条も無御座候由、誠ニ懸念仕候所、風聞ニ而安
心仕候 以上
（表書）「 重須村御名主
土屋伊左衛門様
貴下
小下田村
名主
善右衛門
」
以書翰啓上仕候、先以向寒之節御座候得共弥々御機嫌克被遊
御座候哉、珍重御儀ニ奉存候、陳は此度地震大津浪ニ而此海
辺大荒、其御地も御同様之由承り候処、御尊家様如何御座候
哉、御見舞申上候、乍去り拙村は浪荒破損も無之候得とも近
村々大荒前代未聞之大変、誠ニ薄氷踏心地ニ而片時も案（安）堵之
思ひ不住（仕）一同心配仕り罷在、右ニ付態々以仁（人）御見舞申上候、
乍末筆御家内様御一統ニ宜敷御伝声可被下候
先は早々乱筆不具
（嘉永七年）十一月七日
（包紙ウハ書）「 重須村
急廻状
木負村始 」
尚々
急廻状を以、得貴意候、愈御安適ニ御勤役被成珍重之御儀ニ
奉存候、陳は一昨四日五ツ半時当村百性仁兵衛忰両人ニ而沼
津川岸ゟ帰帆ニ趣（赴）候海上ニおゐて大難風波ニ逢、右両人共死
失ニ及候間、其御村方江流寄候か又は沖合ニ而見請候族有之
候ハゝ御取揚置、即刻御知らせ可被下候、面躰書左之通
一年四拾九才 男
面躰黒キ方顔長キ方
衣服
アイミヂン袷 弐ツ
立じま半天 一
黒帯
一年十二才 男
面躰黒く前髪立
衣服
茶しま布子 壱
立じま半天 壱
小倉帯 壱
右之通ニ候間、何分ニ茂御願申上候 已上
（嘉永七年）寅十一月六日 豆州内浦
重須村
役元（印）
木負村ゟ
戸田村迄
右村々
御名主衆中
乍御面倒御継戻し可被下候 以上
御廻状之趣承知仕候、当浦江は一切流寄不申候、若後日ニ流
寄候歟、沖合ニ而見留候得は早速取揚ケ申候而御為知仕候、
以上
此廻状当浦方触留ニ候間、相戻し申候、此段触出し名主江御
届ケ可被成候 以上
寅十一月九日 戸田村
名主（印）
井田村ゟ
重須村迄
村々
御名主中
先般地震荒ニ付村々多分押流し候品有之、依而当村之もの共
拾揚候衣類之分不残村役人取調候、役場へ取集置候間、其御
村々流失いたし候方之品も可有之哉ニ付御村々小前之衆へ御
申聞、今明之内ニ見分ニ参リ、見覚之品有之候ハゝ相渡可申
候間、此段左様御取斗可被下候 以上
（嘉永七年）十一月九日小海村
名〔主〕
平兵衛
外
役人
三津村長浜村重須村木負村久連村（表書）「重須村土屋御尊兄貴下南江間村
津田与一郎
」
尚々
先日は得拝顔奉欣喜候、然は人足弐人差遣し申候間、御遣い
可被成候、且又昨夜家父義遅々帰村仕候、同人も早速御見舞
可申之所、足痛ニ而歩行相難成候、且家父御祖父様江鶴見よ
りなし四ツかひ来り申候間、差上申候、差上可被下候、御祖
父様御家内様中へ宜敷御願申上候、右申上度草々 以上
（嘉永七年）霜月九日
乍恐以書付奉申上候
当月六日世古六太夫方早飛脚ヲ以、御注進奉申上候、去四日
昼五ツ半時之大地震無間も山のことくの大津波打上、当所壱
村一円ニ河原と相成、土屋伊左衛門は韮山御役所御用向ニ而
罷出、留主中同人父は永々大病、旁以村中水帳名寄帳其外役
前へ相掛り候書類は勿論、伊左衛門屋敷地形迄不残流散仕、
一躰ニ海と相成、天地開闢此方之天変、村中大小百性一同度
（途方）法ニ暮罷在、百性代三十郎ハ溺死、与頭喜藤治ハ大怪我、九
死一生右之次第ニ付此度長百性半十郎ヲ以、御出役之義奉願
上候間、何卒御慈悲ヲ以被為遊御出役御見分被成下置一村御
助ケ被成下置候様、偏ニ奉願上候已上
嘉永七寅年十一月十日認御知行所
豆州君沢郡重須村
百姓代
三十郎溺死 無印
与頭
喜藤治九死一生 無印
名主見習
土屋俊助印形流失無印
役人代
長百姓
半十郎 印
名主
土屋伊左衛門 印
御地頭所様
御役所
一筆啓上仕候、愈御機嫌克被為遊御座奉欣悦候、然は去六月
御注進奉申上候当村之大荒、前代未聞、別紙今般再応願書奉
差上候間 御出役被 成下置候様、幾重ニも奉願上候、私家
内一統衣類等も一枚も無之漸助命いたし候斗ニ而一寸之勘弁
も出不申、尤村中小百（前）百性迄寺之本堂へ集会、心得違無之様
申渡御地頭所様ゟ御出役有之間、慇勤（懃）ニ御役受申候処、精々
申渡、海中ゟぬれ米掘出し割渡、且取締方惣百性一同ゟ爪印
取置申候、右之次第ニ付乍恐 御急速ニ御出役被 下置候
様、幾重ニも奉願上候、前後混乱書乱し御推誦被遊度候 已
上
（嘉永七年）寅十一月十日 土屋伊左衛門
水谷俊平様
石川悌次郎様
貴下
乍恐一筆啓上仕候、向寒之節ニ御座候へ共愈旦那様御機嫌克
被為遊御座恐悦至極奉存候、然は去四日五ツ半時之天災、当
村退転ニも及可申極難無此上無拠再応願書を以 御出役之儀
奉願上候間、乍恐旦那様御出役被遊諸事万端蒙御仁恵度候
間、何卒御許容被成下〔候〕様奉仰候、野子ニおゐても殆勘弁
ニあくみ大君之御下知を偏ニ蒙り度、一生涯之内願ニ付御急
速御出役被為在候様、幾重ニも奉願上候、実ニ一村之興廃ニ
相拘り不容易義故、何分ニも御憐察被成下一日も早く御尊来
奉願上候、右奉申上度、乍恐不取敢以愚札如此御座候 恐々
謹言
（嘉永七年）霜月十日 土屋伊左衛門
大 大君
閣下
（表書）
「重須土屋伊左衛門様御もとに沼津
松田伝兵衛
」
一筆啓上仕候、然は今般之地震、未聞之変事、驚入候、先以
其御地御一統様御無異ニ御立退被成候由承り[怡|よろこび]入候、疾ニ
御伺可申上之処、混雑いたし当地も御聞及之通ニ而延引ニ相
成候、且有合之薄（蒲）団一、梅干ひしほ二曲、呈上之仕候、御笑
留申候、誠ニ御地江津浪ニ而別而御難渋之由、嘸々と奉察入
候、御病人様御障無之候哉、御按事申上候、手前方も地震と
申候と老母家内裏ゟ船へ乗、既ニ危く候へとも運よく相凌申
候、子ともハ五ケ所に散乱いたし居候へとも是も無事ニ相凌
申候、乍憚御休慮可被下候、右御見舞申上度草々 頓首
（嘉永七年）十一月十一日
覚
長浜村江
一金拾両也
右は当寅十一月四日大地震津浪之節、皆流六軒之者江金三
両也、破損廿九軒之者江金七両也、右為御手当書面之通被
下之、此段申達もの也
（嘉永七年）寅十一月廿三日 小口順之助
長浜村
村役人江
乍恐以書付奉願上候
御知行所豆州君沢郡長浜村重寺村右弐ケ村津元共奉申上候、
当月四日朝四ツ時比、大地震并津浪ニ而村中不残頽敗仕、着
類諸道具雑穀塩噌ニ至ル迄不残被押流退転之姿ニ相成、日々
扶喰ニ茂差支候程之大変、勿論先達而右之段御注進申上候
処、此度御出役御見分被成下難有奉存候、且又私共村方之儀
は田畑少分ニ而魚漁一三味（昧）之村方ニ而外稼方も無之候村方ニ
有之候処、前書津浪ニ而漁道具入置候網小家、海中江押流し
申候、然ル処、追々碇すハり等ヲ以、海底ゟ少々引揚候得共
日数相立候事故、有増腐繩ニ相成、用立申間敷哉ニ奉存候、
追々出情仕、漁道具仕立可申候得共漁具数多之事故、四五ケ
年も相立不申候而は迚茂皆出来可仕様無之候間、何卒当寅ゟ
来ル午年迄五ケ年之間浮役米五分通リ御免許被仰付猶又壱ケ
村ニ付金百両ツゝ拾ケ年賦無利足割済ニ御拝借奉願上候、左
候得は御年貢御上納仕、右残金ヲ以テ小前末々ニ至迄住家取
繕ヒ家業永続可仕候、且又浮役米残五分之分ハ如何様不漁打
続候共年々上納可仕候、勿論出情仕、漁具等皆出来仕候上ハ
願上候年限ニ不拘御注進申上、如前々浮役米皆上納可仕候
間、何卒格別之御憐愍ヲ以、前書願之通被仰付被下置候ハゝ
大小之御百姓一同相助り莫大之御慈悲難有奉存候、何分ニ茂
願之通被仰付被下置候様、偏奉願上候 以上
嘉永七年寅十一月廿三日長浜村
百姓代 代印
金左衛門（印）
（ケシ）与頭津元
平蔵（印）
（ケシ）名主津元
忠左衛門（印）
（ケシ）津元
四郎左衛門（印）
（ケシ）重寺村
百姓代
忠蔵（印）
津元
次郎右衛門（印）
（ケシ）同
豊蔵（印）
（ケシ）名主代津元
三郎助（印）
（ケシ）御地頭所様
地方
御役所
乍恐以書付奉願上候
当月四日大地震津浪大変之後、村中扶喰ニ差支無是非三津村
割元彦三郎殿江相願、御知行内小坂村当寅年御収納米之内、
御米三拾俵拝借仕、一同露命相続仕難有御儀ニ奉存候、然ル
処、彦三郎殿ゟ被仰聞候ハ当月晦日限り前書御米相当之代永
を以、上納可仕段被仰付承知仕候処、大変後今日ニ到ル迄一
銭之稼等も不仕候間、右御米代永調達可仕手段無之当惑仕
候、何卒格別之御憐愍を以、前書御米之儀ハ当分之扶喰ニ被
仰付被下置度御慈悲偏奉守候 以上
豆州君沢郡
長浜村
嘉永七寅年十一月日