地震史料集テキストデータベース
[未校訂]（表紙）
「安政弐年
大地震ニ付御地頭所様江書上帳
卯十月五日」
乍恐以書付御注進奉申上候
御知行所武州葛飾郡平須賀村役人共奉申上候、一昨夜四ツ時
稀成大地震ニ而村方百姓之内別紙名前之もの共潰ニ相成或は
大破ニおよひ候もの多分有之、尤未タ時ニ相ゆれ前代未聞之
事ニ御座候而、寝食茂忘れ真ニ以難渋至極仕候間、此□（ムシ）奉御
注進候、尚委細之義ハ口上ニ而可奉申上候 以上
安政弐卯年
十月五日
右村
百姓代 杢之丞
組頭 武七
名主 孫右□□（ムシ）
御地頭所様
御役所
覚
表門 大破
裏門 〃 覚
土塀 〃
一居宅半潰 誰
一〃
一〃
一木小屋半潰
一〃
一〃
居宅
一木小屋大破
一〃
一〃
一〃
一木小屋大破
一土蔵半潰
〆
右ハ組合百姓潰大破ニ相成候分、書面之通ニ御座候間奉書
上候 以上
卯十月五日
御地頭所様
御知行所
武州葛飾郡平須賀村
百姓代
組頭
名主
覚
一表門大破
一裏門大破 宝聖寺
一土塀壱ケ所大破
一居宅半潰 武右衛門
一居宅半潰 惣次郎
一居宅半潰 長太郎
一木小屋大破 五右衛門
一木小屋大破 勘右衛門
一木小屋大破 伊兵衛
一土蔵大破 七郎兵衛
（
一土蔵大破
一木小屋大破
（
長右衛門
同人
（
一土蔵大破
一木小屋大破
（
武七
同人
一木小屋大破 初右衛門
一居宅大破 杢之丞
一居宅大破 岩次郎
一居宅大破 与四郎
一土蔵半潰 孫右衛門
一木小屋大破 五右衛門
一木小屋大破 勘右衛門
一木小屋大破 伊兵衛
一土蔵大破 七郎兵衛
（
一土蔵大破
一木小屋大破
（
長右衛門
同人
（
一土蔵大破
一木小屋大破
（
武七
同人
一木小屋大破 初右衛門
一居宅大破 杢之丞
一居宅大破 岩次郎
一居宅大破 与四郎
（
一土蔵大破
一居宅大破
（
孫右衛門
同人
（注、後欠、以下は別の文書で補う）
右は組合百姓潰大破ニ相成候分、書面之通り御座候間奉書
上候 以上
卯十月五日 御知行所
武州葛飾郡平須賀村
百姓代 杢之丞
組頭 武七
名主 孫右衛門
御地頭所様
御役所
乍恐以書付奉申上候
当領権現堂川通り去卯十月二日夜稀成大地震ニ而大割崩所出
来、大難場ニ相成候処、出格之以御仁恵替御入用御普請被仰
付難有仕合ニ奉存候、且御仕立之儀は格別御精々被成下、実
意ニ御普請出来、聊無手抜大丈夫ニ相成領中村々疑惑・懸念
等無御座、小前末々ニ至迄一同安心難有仕合奉存候、依之連
印ヲ以此段奉申上候 以上
安政三辰二月六日
幸手領中
一同
御懸り
御役人衆中様
御城御普請役取極
宮本次郎左衛門様
乍恐以書付奉願上候
当
御知行所武州葛飾郡平須賀村役人共惣百姓一同奉願上候、先
日稀成大地震ニ付潰家大破ニ付取ものも不取敢御注進奉申上
度義ニ付出府罷出候処、御府内之儀ハ以之外大地震ニ付、御
住居向其外共大破拝見仕候処誠以驚入候、右ニ付而ハ御用等
も相勤可申哉之所、御勘弁を以帰村被仰付帰村仕候処、御府
内御囲利根川堤私共組合之内道法三里余之間数拾ケ所震崩、
内郷用悪水路右同様大破ニ付、大普請之儀眼前之儀ニ候ハゝ
甚当惑仕、夫而已ならす初春ゟ其筋々江異船御堅メ之御役人
様方被遊御通行、尚又当節ニ至候而は地震ニ付北国筋御大名
様方御国元江之御注進之御役人様方往返共昼夜不分御通行被
為在、是又臨時賃銭相掛り難渋至極仕候間 御地頭所様御物
入多も乍弁奉願上候は奉恐入候得共、小前之もの共余り歎敷
次第ニ御座候間、何卒以 御仁恵御拝借奉願上候、右願之通
り御聞済被成下置候ハゝ、大小之百姓一同助り難有仕合ニ奉
存候 以上
安政弐卯年
武州葛飾郡
平須賀村
百姓惣代 兵右衛門
十月 右同断 五右衛門
右同断 勘右衛門
組頭 武七
願人
組頭 長右衛門
右同断
同 定吉
御地頭所様
御役人衆中様
前書之通相違無御座候間、何卒御慈悲を以御聞済被下置候ハ
ハ、一同難有仕合奉存候 以上
名主 孫右衛門
申渡
平須賀村
名主
組頭
小前とも
右此度地震ニ付潰家等有之、其上近年以之外道中筋御通行
多、人馬継立方諸入用多分相掛、難渋申立、拝借金願出尤
ニ思召候、依之金七両拝借被仰付之、来辰年ゟ五ケ年賦返
納可致候
一此度 御姫様御婚礼有之御物入多之処、猶又此度之地震ニ
而臨時御物入相嵩、御差支ニ付百石三両之割合ヲ以夫金被
仰付之
安政二卯年十一月九日
岡崎源蔵印
山辺祐蔵印
（表紙）
「安政弐年
川々国役御地頭所地震御見舞右出府雑用御伝馬臨時わり合取立帳
十月十六日」
覚
一銭五貫廿四文 御伝馬臨時
一〃三貫五百四拾八文（
御屋敷様
御家中衆ゟ
大地震見舞江
一"五貫廿四文（
孫右衛門武七
右出府雑用
一〃六貫四拾四文 川々国役人衆
一〃三百三拾四文 常州岩船山勧化
一〃壱貫文 御免勧化
一〃七百文 組合御入用
惣〆銭弐拾壱貫九百七拾八文
此目安
此わり
一三四
一弐百廿壱文 吉左衛門
一三拾四文 要蔵
一四文 国次郎
一七拾八文 伊左衛門
五右衛門出ス
一五拾五文 七蔵分
一四百長五拾文 清右衛門
（
一壱貫五拾五文 宝聖寺
一四百廿八文 御朱印分
〆壱貫四百八十三文 国役
一十九文 武右衛門
一百六文 与四郎
一十七文 勘平
一五百九拾三文 吉次
一百三拾六文 松蔵
一廿六文 平吉
一弐百八拾六文 庄蔵
一百九拾弐文 惣五郎
一廿壱文 惣次郎
一八十壱文 惣吉
一弐百三文 定吉
一百廿壱文 兵右衛門
一五拾壱文 仲右衛門
一弐百三拾文 利七
一壱文 源七
一三百七拾九文 藤五郎
一百七拾文 政右衛門
一百拾六文 神扇分
同人
〆弐百八拾六文
一弐百九文 次左衛門
一六拾五文 九左衛門
一壱貫弐百廿五文 五右衛門
外ニ
五拾八文
神扇村
七蔵分
二口
〆壱貫弐百八拾三文
外
一弐百廿七文 勘六
一百四拾文 長八
一弐〆（貫）三百四拾八文 長右衛門
一弐〆（貫）五百弐拾壱文 武七
一六拾四文 孫右衛門
一八百八拾七文 勘右衛門
一五拾弐文 武兵衛
一五拾壱文 長太郎
一百七文 岩次郎
一七百三拾八文 初右衛門
一四百五拾四文 忠左衛門
一三〆（貫）三百三拾四文 孫右衛門
一三百八拾文 三右衛門
一五百八文 彦右衛門
一百廿六文 市郎兵衛跡
一五拾九文 幸五郎
一壱〆（貫）三百八拾八文 七郎兵衛
一弐百廿文 伝兵衛分
〆壱〆（貫）六百拾弐文
一八百六拾文 仁之允
一八百拾文 繁之丞
一百七文
五右衛門
彦右衛門
持分
一百五拾弐文 与八
一五拾八文 杢之丞
一三十四文 弥七分
〆九十弐文
一弐百□拾六文
くつわせ
松五郎
一百五拾弐文
々（同）所
伝兵衛
（表紙）
「安政弐年
御地頭所様御拝借金小前割渡帳
名主 孫右衛門
卯十二月九日
」
覚
一金七両也 御拝借金
此わけ
一金三両三分 組合軒別割
一金三両壱分 震ニ付御伝馬臨時大御通
行ニ付高割渡シ分
右は今般稀成大地震ニ付、居宅其外大破ニ相成、其上震ニ付
御伝馬臨時大御通行故、御地頭所様へ御取斗を以御拝借御願
奉申上候処、格別之御憐愍ヲ以御拝借御下ケ被仰付、前書之
通り御割渡シ被下一同難有仕合奉存候、且又金三両壱分之儀
は、組合一同相談之上高割ニ而御割渡シ被成、両様共慥ニ請
取、組合一同是又難有仕合奉存候、扨亦御返納之儀は来辰年
ゟ五ケ年賦割済ニ可仕旨御申被渡、委細承知奉畏候、右御拝
借金之義ニ付而ハ、何ニ而も御非分成御取斗方毛頭無御座
候、仍而ハ御返納之節は彼是違変申間敷候、為後日組合一同
連印仕候処相違無御座候 以上
安政弐年
卯十二月
一金弐朱也 岩次郎印
一金弐朱也 杢之丞印
一金弐朱也 長八印
一金弐朱也 与四郎印
一金弐朱也 次左衛門印
一金弐朱也 八蔵印
一金弐朱也 やす印
一金弐朱也 長太郎印
一金弐朱也 忠次郎印
一金弐朱也 初右衛門印
一金弐朱也 五右衛門印
一金弐朱也 庄蔵印
一金弐朱也 彦右衛門印
一金弐朱也 伊兵衛印
一金弐朱也 定吉印
一金弐朱也 三右衛門印
一金弐朱也 七郎兵衛印
一金弐朱也 武右衛門印
一金弐朱也 滝右衛門印
一金弐朱也 武八印
一金弐朱也 勘右衛門印
一金弐朱也 重左衛門印
一金弐朱也 惣次郎印
一金弐朱也 与八印
一金弐朱也 武兵衛印
一金弐朱也 利七印
一金弐朱也 兵右衛門印
一金弐朱也 利吉印
一金弐朱也 平吉印
一金弐朱也 清左衛門印
組頭
長右衛門印
〃 定吉印
〃 武七印
前書之通り私共立会割渡申候処少茂相違無御座候 以上
十二月九日
名主 孫右衛門殿
御請書之事
一金七両也
右は今般稀成大地震ニ付居宅其外大破ニ罷成、其上近年以之
外道中筋臨時大御通行故、人馬継立方諸入用多分相掛り候ニ
付、無余儀御拝借御願奉申上候処、出格之御憐愍ヲ以前書之
金子御拝借御下ケ被仰付、大小之百姓一同難有仕合奉存候、
且又御返納之義は来辰年ゟ五ケ年賦割済ニ被仰付委細承伏奉
畏候、依之御請書証札奉差上候処如件
安政弐卯年
十二月
御知行所
武州葛飾郡
平須賀村
百姓代
五右衛門
勘右衛門
兵右衛門
組頭
長右衛門
〃
定吉
〃
武七
名主
孫右衛門
御地頭所様
御役人中様
（表紙）
「安政弐年
御地頭様御姫様御婚礼并
大地震ニ付夫金被仰付小前割賦帳
卯十一月十六日 名主 藤右衛門」
覚
高百石ニ付
永三貫文割
一三百廿六文 吉左衛門印
一五拾文 忠次郎印
一五文 国次郎印
一百拾弐文 八蔵印
一八拾五文
五右衛門セ話
神扇 七蔵分印
一六百六拾四文 清右衛門印
一金弐朱ト
七百三拾五文
宝聖寺印
一廿九文 武右衛門印
一百五拾壱文 与四郎印
一廿五文 勘平印
一金弐朱ト
五拾文
吉郎次印
一弐百壱文 松蔵印
一三拾八文 平吉印
一四百廿三文 庄蔵印
一弐百八拾三文 惣五郎印
一三拾壱文 惣次郎印
一百拾九文 惣吉印
一百七拾九文 兵右衛門印
一三百文 定吉印
一八拾五文
一五拾文
（
杢之丞印
弥七分印
〆百三拾九文
一七拾五文 仲右衛門印
一三百五拾一文 利七印
一弐文 源七印
一弐百五拾文
一百七拾弐文
（
政右衛門印
神扇分印
〆四百廿六文
一五百五拾九文 藤五郎印
一三百九文 次左衛門印
一九拾五文 九右衛門印
一金壱分ト
百六拾文
五右衛門印
一三百三拾六文
外郷内
勘六印
一弐百七文 長八印
一金弐分ト
百七拾文
長右衛門印
一金弐分ト
四百廿五文
武七印
一九拾五文
よし
孫右衛門印
一金弐朱ト
四百八拾六文
勘右衛門印
一七拾七文 武兵衛印
一七拾五文 長太郎印
一百五拾八文 岩次郎印
一金弐朱ト
弐百六拾五文
初右衛門印
一六百七拾弐文 伊兵衛印
一五百六拾弐文 三右衛門印
一七百三拾五文 彦右衛門印
一百八拾六文 市郎兵衛印
一八拾八文 幸五郎印
一五百拾七文 七郎兵衛印
一金弐朱ト
七百九文
（
町
九右衛門分印
町
伝兵衛分印
一三百廿五文
三口〆金壱分ト
七百三拾九文
一金弐朱ト
四百五拾五文
仁之允印
一金弐朱ト
三百七拾弐文
繁之丞印
一百六拾弐文 五右衛門印
彦右衛門持印
一弐百廿五文 与八印
一四百廿弐文
くつわセ
松五郎印
一弐百廿五文
くつわセ
伝兵衛印
一金三分 孫右衛門印
一金壱分弐朱ト
三拾九文
名主高分印
乍恐書付を以奉申上候
御知行所村々役人共一同奉申上候義ハ、去冬被仰出候御修覆
□□（ムシ）金銘々村役人共帰村之上□□（ムシ）一同江茂得と申談候処、困
窮之百姓殊ニ者去亥（カ）秋中田方違作、震ニ而極難渋之折柄、右
御用金、乍去 御地頭所様稀御難渋之御時節故夫食之義□□
（ムシ）差出□（ムシ）申、御用金之義も御知行所中ゟ金七拾両丈御渡仕候得
共、余金之義ハ決而御請被下間敷旨□（ムシ）候得共、猶又役人共
ゟ御殿向大破損之義種々申諭、金百両迄之処ニは可成承伏為
仕候へハ、御上納之義ハ当辰年ゟ戌年迄七ケ年□（ムシ）ニ御聞済
被成候様村々役人共一同御願申上候、此段不悪御執成奉願上
候 以上
辰二月三日
平須賀
上吉妻村
下吉妻村
宇土金村 平井村
青野村 東宝珠衣村
熊坂村 藤川村
沖ノ郷
赤見村
岩崎村
差上申書付之事
一金百両也
内金五拾両ハ 当辰三月十五日 納
金五拾両ハ □□（ムシ）二月十五日 納
右之通り無相違御上納可仕候間御聞済奉願上候、且又御□□（ムシ）
金残り五拾両之儀は来巳極月十五日迄御年延奉願上候、何卒
両様共々御聞済偏奉願上候 以上
辰二月十三日
御知行所
拾ケ村
名主共
御知頭所様
御役人中様
差上申御請書之事
此度大地震ニ付御殿向并御土蔵共御大破ニ付御土蔵御修覆為
御用金惣御知行所中江金百両外ニ御先納無利足五ケ年御下ケ
金五拾両合金百五拾両ニ被仰出承知奉畏候然ル上ハ当三月十
五日金五拾両同七月十日限り金五拾両ハ来巳之三月十五日金
五拾両別帳割合之通り右日限無遅滞御上納可仕候為其御請印
形奉差上候処仍而如件
安政三年辰二月
御地頭所様御内
御役人中様
平スカ
上
下
平并
東宝珠花
藤川
沖ノ郷
岩サき
赤見
熊坂
うと金
あおの
（表紙）
「安政三辰年
大地震ニ付
御土蔵御修覆御用金村々割合帳
二月
平須賀村
名主 孫右衛門
」
覚
一金百五拾両也 大地震ニ付新規御土蔵并御修覆御用金
内
金五拾両 当三月十五日納
金五拾両 同七月十日納
金五拾両 来巳三月十五日納
是ハ御先納五ケ年御下ケ金分
此割合 但 本高半分
御物成高半分
平須賀村
一永七貫弐百六拾九文 当三月納
此金七両壱分ト銀壱匁壱分四リ也
一永七貫弐百六拾文 同七月十日納
一永七貫弐百六拾文 来巳三月納
上吉妻村
一永四貫五百廿八文五り 右同断
一永四貫五百廿八文五り 同
一永四貫五百廿八文五り 同
下吉妻村
一永三貫四拾六文三分右同断
一永三貫四拾六文三分 同
一永三貫四拾六文三分 同
平井村
一永壱貫三百七拾九文四分五り 右同断
一永壱貫三百七拾九文四分五り 同
一永壱貫三百七拾九文四分五り 同
東宝珠花村
一永壱貫三百八拾文八分 右同断
一永壱貫三百八拾文八分 同
一永壱貫三百八拾文八分 同
藤川村
一永五貫六百八拾四文弐分五り 右同断
一永五貫六百八拾四文弐分五り 同
一永五貫六百八拾四文弐分五り 同
沖ノ郷
一永四貫四百廿四文五分五り 右同断
一永四貫四百廿四文五分五り 同
一永四貫四百廿四文五分五り 同
赤見村
一永三貫五拾五文四分 右同断
一永三貫五拾五文四分 同
一永三貫五拾五文四分 同
岩崎村
一永四貫五百五拾四文 右同断
一永四貫五百五拾四文 同
一永四貫五百五拾四文 同
熊坂村
一永三貫三百四拾弐文三分五り 右同断
一永三貫三百四拾弐文三分五り 同
一永三貫三百四拾弐文三分五り 同
宇土金村
一永六貫八百九拾文四分 右同断
一永六貫八百九拾文四分 同
一永六貫八百九拾文四分 同
青野村
一永四貫四百四拾七文八分五り 右同断
一永四貫四百四拾七文八分五り 同
一永四貫四百四拾七文八分五り 同
右之通り村々割賦仕差出申候処相違無御座候、然上ハ右日限
無遅滞御上納可仕候 以上
安政三辰年
二月
御知行所
平須賀村
名主 孫右衛門
上吉妻村
名主 源次郎
下吉妻村
名主 又右衛門
平井村
名主 平吉
東宝珠花村
名主 □□
藤川村
名主 嶺八
沖之郷
名主 栄次郎
岩崎村
名主 四平代
左平太
赤見村
名主 孫七
熊坂村
名主 久右衛門
宇土金村
名主 恒右衛門
青野村
名主 竹蔵
御地頭所様
御役人中様
（表紙）
「安政三年
御地頭所大地震ニ付御土蔵御修覆御用金取立帳
辰三月 名主 藤右衛門
」
覚
一永七貫弐百六拾九文
内永三貫弐百五拾文
御伝馬大通行ニ付御拝借金ニ
而差出候分引
引残永四貫拾九文
此割
一銭弐百五拾九文 吉左衛門㊞
一〃三拾八文 忠次郎㊞
一〃四文
上
国太郎㊞
一〃八拾六文 伊左衛門㊞
一銭六拾五文
五右衛門世話
神扇
七蔵㊞
一〃五百三拾文 清右衛門㊞
一金弐朱ト
四百廿弐文
宝聖寺㊞
一〃弐拾弐文 武右衛門㊞
一〃百弐拾文 与四郎㊞
一〃拾九文 勘平㊞
一〃七百文 吉郎次㊞
一〃百五拾八文 重左衛門㊞
一〃三拾文 平吉㊞
一〃三百三拾七文 庄蔵㊞
一〃弐百廿五文 利吉㊞
一〃弐拾四文 惣次郎㊞
一〃九拾弐文 滝右衛門㊞
一〃百四拾弐文 兵右衛門㊞
一銭弐百三拾九文 定吉㊞
一〃三拾八文
杢之丞世話
弥七㊞
一〃五拾八文 仲右衛門㊞
一〃弐百七拾七文 利七㊞
一〃壱文 源七㊞
一〃弐百文
一〃百三拾六文
（
政右衛門㊞
神扇分㊞
二口〆三百三拾六文
一〃四百四拾六文 藤五郎㊞
一〃弐百四拾五文 次左衛門㊞
一〃七拾三文 九右衛門㊞
一金弐朱ト
六百廿弐文
五右衛門㊞
一〃弐百六拾六文
外郷内
勘七㊞
一〃百六拾三文 長八㊞
一金壱分弐朱ト
百弐拾弐文
長右衛門㊞
一金壱分弐朱ト
五百五文
武七㊞
一〃七拾三文 儀介㊞
一金弐朱ト
弐百廿三文
勘右衛門㊞
一〃六拾文 武兵衛㊞
一〃五拾八文 長太郎㊞
一〃百廿六文 岩次郎㊞
一金弐朱ト
四拾五文
初右衛門㊞
一〃七百拾五文 伊兵衛㊞
一〃四百四拾七文 三右衛門㊞
一〃五百八拾五文 彦右衛門㊞
一〃六拾八文 幸五郎㊞
一〃百四拾七文
一〃四百拾三文
一〃弐百三拾八文
一金弐朱ト
百六拾文
（
市郎兵衛㊞
七郎兵衛㊞
町
九右衛門分㊞
町
九右衛門分㊞
三口〆金弐朱ト
八百拾五文
一弐百五拾八文
町
伝兵衛㊞
一金弐朱ト
百九拾五文
仁之允㊞
一金弐朱ト
百三拾弐文
繁之丞㊞
一〃百廿八文 五右衛門
彦右衛門
持㊞
一〃百七拾七文 与八㊞
一〃六拾六文 杢之丞㊞
一〃三百三拾六文
くつハセ
松五郎㊞
一〃百七拾七文
くつハセ
伝兵衛㊞
一金弐朱ト
六百三拾八文
孫右衛門㊞
一金壱分ト
三百六拾文
名主高分㊞
（表紙）
「安政三年辰七月廿三日
御地頭所大地震ニ付御土蔵御修覆御用金取立帳
名主 藤右衛門
」
覚
一永七貫弐百六拾九文
内
永三貫六百三拾五文
組合積立金ニ而
差出シ候分引
引残永三貫六百三拾五文
此割
一銭弐百廿八文 吉左衛門印
一〃三拾四文 忠次郎印
一〃三文
上
国太郎印
一〃七拾五文 八蔵印
一〃五拾七文
五右衛門セ話
神扇
七蔵印
一銭四百六拾弐文 清右衛門印
一金弐朱ト
弐百六拾四文
宝聖寺印
一〃弐拾文 武右衛門印
一〃百六文 与四郎印
一〃拾七文 勘平印
一〃六百文 吉郎次印
一〃百三拾九文 重左衛門印
一〃弐拾六文 平吉印
一〃弐百九拾弐文 庄蔵印
一〃百九拾四文 利吉印
一〃弐拾壱文 惣次郎印
一〃八拾文 滝右衛門印
一〃百廿五文 兵右衛門印
一〃弐百拾文 定吉印
一〃三拾三文
杢之丞世話
弥七印
一〃長五拾文 武八印
一銭弐百四拾四文 利七印
一〃壱文 源七印
一〃百七拾弐文
一〃百弐拾文
（
政右衛門印
神扇分印
二口
〆弐百九拾弐文
一〃三百八拾八文 藤五郎印
一〃弐百拾五文 次左衛門印
一〃六拾四文 九右衛門印
一金弐朱ト
四百四拾文
五右衛門印
一（銭）〃弐百三拾三文
外郷内
勘□印
一〃百四拾三文 長八印
一金壱分ト
六百廿弐文
長右衛門印
一金壱分弐朱ト
百三拾一文
武七印
一（銭）〃六拾四文
よし岡
義介印
一金弐朱ト
八拾九文
勘右衛門印
一（銭）〃五拾壱文 武兵衛印
一銭長五拾文 長太郎印
一〃百拾文 岩次郎印
一〃七百六拾一文 初右衛門印
一〃六百廿五文 伊兵衛印
一〃三百八拾九文 三右衛門印
一〃五百拾四文 彦右衛門印
一〃百廿九文 市郎兵衛印
一〃六拾文 幸五□（ムシ）印
一〃三百五拾九文
一〃弐百九文
一金弐朱ト
三拾八文
（
七郎□□（ムシ）印
町
九右衛門印
町
九右衛門印
町
伝兵衛印
一（銭）〃弐百廿七文
四口〆金壱分ト
拾三文
一金弐朱ト六拾八文
仁之允印
一金弐朱ト拾弐文
繁之丞印
一（銭）〃百拾弐文
五右衛門
彦右衛門
持印
一銭百五拾五文 与八印
一〃五拾七文 杢之丞印
一〃弐百九拾弐文
くつわセ
松五郎印
一〃百五拾五文
くつハセ
伝兵衛印
一金弐分ト
百四拾四文
孫右衛門印
一金壱分ト
百五文
名主高分
（表紙）
「安政四年
大地震ニ付御地頭所様御土蔵大破ニ付立替御普請金取立帳
巳二月 組合立会」
覚
巳二月廿五日納 大地震ニ付御地頭所様御土
一永七貫弐百六拾八文六分 蔵大破ニ付立替御普請金皆
納
内
永五貫三百廿弐文 惣高割ニ而差出ス
壱分四厘
永壱貫九百四拾六文 組合積立金之内ニ而差出ス
四分
惣高割取立
一銭三百三拾弐文 吉左衛門印
一〃長五拾文 忠次郎印
一〃五文 国太郎印
一銭百拾三文 伊左衛門印
（
一〃八十七文
一金壱分ト
六拾弐文
神扇村
（
七蔵印
五右衛門印
二口〆金壱分ト
百五拾三文
一銭六百七拾四文 善左衛門印
一金弐朱ト
七百四拾五文
宝聖寺印
一銭廿九文 武右衛門印
一〃百五拾四文 与四郎印
一〃廿六文
上
勘平印
一金弐朱ト
五拾壱文
吉郎次印
一銭弐百四文 松蔵印
一〃三十八文 徳三郎印
一〃四百三拾文 庄蔵印
一〃弐百八拾八文 惣五郎印
一〃三十弐文 彦兵衛印
一〃百廿壱文 惣吉印
一〃百八拾弐文 兵右衛門印
一銭三百五文 定吉印
（
一〃八十七文
一〃長五拾文
（
杢之丞印
弥七郎印
二口〆百四拾壱文
一銭七拾六文 仲右衛門印
一〃三百五拾七文 利七印
一〃弐文 源七印
一〃弐百五拾四文
一〃百七拾五文
（
政右衛門印
神扇分印
二口〆四百三十三文
一銭五百六拾八文 藤五郎印
一〃三百拾四文 次左衛門印
一〃百壱文 九右衛門印
一〃三百四拾弐文
外郷内
勘六印
一〃弐百壱文 長八印
一金壱分弐朱ト
四百三十弐文
武七印
一銭百壱文
よし岡
孫右衛門印
一金弐朱ト
四百九拾三文
勘右衛門印
一銭七拾八文 武兵衛印
一銭七拾六文 長太郎印
一〃百六拾文 岩次郎
一金弐朱ト
弐百六拾九文
初右衛門印
一金弐朱ト
七拾文
忠左衛門印
一銭五百七拾文 三右衛門印
一〃七百四拾六文 彦右衛門印
一〃百八拾九文 市郎兵衛印
跡
一〃八十九文 幸五郎印
跡
一金弐朱ト
四百六拾壱文
権内印
（
一銭五百廿五文
一金弐朱ト
七百廿文
一銭三百三拾文
七郎兵衛印
町
九右衛門分印
〃
伝兵衛分〓
三口〆金壱分ト
七百五拾壱文
一金弐朱ト
三百七拾八文
三郎兵衛
一銭百六拾四文
五右衛門印
彦右衛門印
両人持分
一〃弐百廿八文 与八印
一〃四百廿九文
くつわセ
松五郎印
一〃弐百廿八文
同村
伝兵衛印
一金弐分弐朱ト
八百拾三文
孫右衛門
一金壱分弐朱ト
四拾壱文
同人
名主高分