地震史料集テキストデータベース

[未校訂]十月二日　夕
一築地御屋敷御近火ニ付、池田要人御留守居同道、御人数召
連罷越、追々及鎮火、御人数召連罷帰、御屋敷無御別条段
届出
十月三日　江戸
一昨二日夜四時前大地震有之、就而は諸所致出火御前様築
地御屋敷江無御別条御立退被遊候旨詰合小仕置申越
但即日無時御飛脚出、同八日夕御国着
十月九日　判頭
一　能勢勝右衛門
此度江戸表大地震ニ付
嶺泉院様
御前様江之御使者江戸立帰被　仰付候、用意次第早く罷立
可申候旨被申渡
同十一日御国出立同廿五日江戸着
十一月九日江戸罷立同廿四日御国帰着
十月三日　江戸　詰合大組
一　小畠東兵衛
昨二日夜大地震ニ付、御国江御注進御使者被　仰付候、明
四日出立道中日数十日十一日振程ニ可致着候様詰合小仕置
申移
翌四日江戸出立同十三日御国着同
廿二日御国罷立十一月九日江戸着
（中略）
十一月廿日　江戸　御小性組講釈役
一　杉本持之介
此度地震ニ付、当時致講釈候御場所無之ニ付、江戸詰御免
被成、御国江御返し被成候、用意次第出立可致候此旨可申
渡候旨御留守御取次江詰合小仕置申渡十一月廿四日江戸出立十二月十一日御国帰着