Logo地震史料集テキストデータベース

西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。

前IDの記事 次IDの記事

項目 内容
ID J1400101
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1855/11/11
和暦 安政二年十月二日
綱文 安政二年十月二日(一八五五・一一・一一)〔江戸及び近郊〕
書名 〔稲生家日記〕○江戸埼玉県立文書館
本文
[未校訂](安政二年十月二日)
一夜四時過大地震、引続丸ノ内・小川丁・下谷・浅草・小石
川・本所其外所々大火、明五時過鎮火、其後少々ツゝ之地
震度々有之
一御城内并御櫓塀等所々潰、御破損所等有之、所々人家潰家・
人馬怪我・即死人有之、自分屋敷も不残大破、土蔵も同断、
台所并広敷向中小姓部屋并下屋向所々潰、少々ツゝ之怪我
等有之、小使之者一人即死有之
一地震出火ニ付火事羽織ニ而登 城、仲ケ間一同吹上 御立
退之節御供致、夫ゟ吹上御門外ニ代合詰居、六半時
還御相済、一同退出
一御立退御玄関ゟ 還御之節ハ西拮橋
巳同 三日 天気 折々地震
一昨夜地震ニ而淡路守・長門守・内蔵頭皆潰、壱岐守・石見
守・日向守潰、其上類焼ニ付、休之先格之通三十日丹波守
殿江進達、皆潰は十五日休之旨是又御届出ル
午同 四日 詰番 天気 折々地震
一例刻平服登城
一加賀守皆潰ニ付、休御届出ル
一伊勢守殿始屋敷程遠ニ相成候老若衆、乗切ニて登 城、其
外御勝手掛之衆も同断之旨御目付達
一大和守殿御渡(注、本文は〔地震一件〕[3]と同文につき
省略)
一地震大破ニ付対客、登
城前修復出来迄無之旨達
一類焼地震ニ付休有之騎馬勢子銘前引替左之通
中務 半之助 肥前守 伊三郎 鉦之助 土佐守 下野
守 図書頭 代佐渡守 豊後守
一七時過退出
未同 五日 天気 度々地震
一昨夜九時前下乗腰掛出火ニ付、火事羽織登城八時過退出
一日向守類焼休中、殿中廻状其外共取扱頼ニ付、其段仲ケ間
江吹聴、部屋江張紙致置
一石見守去ル二日類焼之節、御切米手形御裏印焼失ニ付、差
扣伺出候処、非常変災之儀ニ付其儀不及旨御附札
一伊勢守殿御渡(注、本文は〔地震一件〕[4]と同文につき
省略)
申同 六日 天気 折々地震
一大和守殿御渡(注、本文は〔地震一件〕[8‐7]と同文に
つき省略)
一同断
此度地震ニ付家作等皆潰又は半潰之面々は類焼ニ而休日数
之半減休可申候事
 但諸向一般之事ニ付引続相休候而は御用向御差支ニも可
相成候間申合割合相休候様可致候事
酉同 七日 天気 折々地震
一壱岐守御切米手形焼失ニ付差扣伺書、即刻不及其儀御附札
一今日ゟ御黒書院御用部屋山吹之間仮御右筆部屋相成、依之
席之儀御目付承合候処、細廊下ニ罷在候様同人達
一右ニ付御退出之節何方へ出候哉丹波守殿伺候処、御覚書御
添、当分之義ニ付御目付談候様御附札被成候
一右ニ付御目付江承合候処、桔梗之間江罷出候様申聞
一伊勢守殿御渡
(注、本文は〔日記抄〕十月七日付と同文につき省略)
戌同 八日 天気 折々地震
亥同 九日 詰番 曇 折々地震
子同 十日 天気 折々地震
一三番町弓馬稽古此節柄ニ付、当年中相休ニ相成
一青山備中守改名伊賀守与伺済
一伊勢守殿御口達之由御目付達(注、〔地震一件〕[12]のこ
とにつき省略)
一伊勢守殿御渡(注、本文〔地震一件〕[14]と同文につき
省略)
丑同 十一日 天気 折々地震
寅同 十二日 天気 折々地震
卯同 十三日 曇 少々ツゝ地震
一松平河内守達
地震ニ付類焼・皆潰・半潰其外大破ニて難住場所等取調、
半紙帳ニ認差出候様達
辰同 十四日 詰番・廻状番 雨天 少々ツゝ地震
一例刻平服登城
一相模守・甲斐守・対馬守・能登守・壱岐守・豊後守、地震
ニ付御届書御用番丹波守殿以常阿弥進達致
一能登守・山城守・河内守・佐渡守・出雲守・越前守・中務
伊三郎左衛門尉此節柄当分之内供連減少召連候段、書付丹
波守殿江進達致
(越中守殿御渡)
一同断
地震出火ニ付材木其外諸色元直段成丈下直売出運賃等上ケ
申間敷御書付出ル
一伊勢守殿
地震類焼之者屋敷普請家格ニ不拘手軽致、家作等当分之内
御曲輪内ニ而も板家根ニ而も不苦旨御書付出ル
巳同 十五日 天気 少々地震
一月並御礼無之
午同 十六日 天気 少々地震
一去二日地震ニ付居屋敷潰家并損所等御届書以例使ヲ詰番江
相頼、丹波守殿江伊三郎以丹阿弥進達いたし候処、無滞御
落手被成候旨申聞候
一日向守同断御届書被頼候ニ付、同様差出ス
一昨日御目付ゟ達ニ付、仲ケ間年付書付御目付へ出ル
一大和守殿御渡
此度地震ニ付屋敷々等手薄ニ付当分之内家来共昼夜共相廻
候様御書付怪敷者は取押可申様達
未同 十七日 天気 少々地震
申同 十八日 雨天 少々地震
酉同 十九日 詰番 天気 少々地震
一例刻平服登 城
一伊勢守殿御渡御書付四通出
(注、本文〔地震一件〕[22]~[24][26]と同文又は同内容につき省略)
卯同 廿五日 天気 少々地震
辰同 廿六日 天気 少々地震
巳同 廿七日 天気 少々地震
午同 廿八日 天気
未同 廿九日 詰番 天気 少々地震
申十一月朔日 天気 少々地震
酉同 二日 天気 少々地震
一林大学頭達
地震ニ而学問所破損ニ付、替席相立十一月四日ゟ講釈有之
当分之内四九ノ日計
一伊勢守殿御渡
地震ニ付御役宅向破損、御普請無拠処計先被仰付候旨御書
付出ル
亥同 四日
一伊勢守殿御渡御書付四通(注、本文は〔地震一件〕[30]
[31]、〔日記抄〕十一月四日の文と同文又は同内容につき、
省略)
丑同 六日 天気 少々地震
巳同 十日 天気 朝少々地震
戌同 十五日 天気 少々ツゝ地震
亥同 十六日 天気 少々地震
子同 十七日 天気 朝少々地震
辰同 廿一日 天気 少々地震
一伊勢守殿御渡(注、〔地震一件〕[39][40]と同内容につ
き省略)
午同 廿三日 天気 少々ツゝ地震
未同 廿四日 天気 少々ツゝ地震
申同 廿五日 詰番 天気 少々地震
(十二月)
辰同 三日 天気
一伊勢守殿御渡(注、〔地震一件〕[43][44]と同内容につ
き省略)
巳同 四日 天気 少々地震
(十二月七日)
一伊勢守殿御渡
此度地震ニ付居屋敷皆潰半潰并類焼之面々諸拝借年延ニ被
成下候旨被 仰出候処馬喰町并御代官取扱遠国奉行取扱御
貸付金等借請之分年延之義は御勘定奉行江承合候様可致旨
被仰出
出典 新収日本地震史料 第5巻 別巻2-1
ページ 711
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 東京
市区町村 特別区部【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

IIIF Curation Viewerで開く
地震研究所特別資料データベースのコレクションで見る

検索時間: 0.001秒