地震史料集テキストデータベース

[未校訂]（注、「史料」四巻、六七一頁、下左から五行目と四行目の間に入る）
一当秋中東海岸通御巡見被遊候旨当七月朔日御聞置御書
面被差出候処七月廿三日御領分地震強海岸通破損所有
之ニ付御見分之儀御扣被遊旨御聞置御書面御用番久世
大和守様江御留守居加嶋加録持参差出左之通十月十日
当七月得御聞置候此節農隙見計東海岸通備向幷台場
等都而之所置（重）致見分候心得ニ御座候処此度御届仕候
通領分当月七月廿三日地震ニ而東海岸通高汐押上不
容易破損所有之ニ付右村々百姓共別而困窮罷在候趣
相聞得候間右見分之儀相扣申候此段御聞置可被下候
以上
九月廿九日　御名
（
注、「史料」四巻、六七二頁、上七行目「百軒」は〝百六軒〟とする。また十五行目と十六行目の間に〝一破損小屋　三軒〟を入れる）