Logo地震史料集テキストデータベース

西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。

前IDの記事 次IDの記事

項目 内容
ID J1100066
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1792/05/21
和暦 寛政四年四月一日
綱文 寛政四年四月一日(一七九二・五・二一)〔島原・肥後〕
書名 〔天草富岡懐古録〕
本文
[未校訂](四) 島原大変
寛政四年三月上旬から大地震度々で、郡中不安裏に人心
恟々たるものがあったが、俄然四月朔日雲仙岳(眉山)
の爆発を見、所謂島原大変肥後難渋の飛沫を喰って、当
郡沿岸にも大津浪が襲来し、被害甚大溺死者四百余人に
達した程である。依って島原表からは麦作見分の為め、
取り敢へず役人出向して引取り、幕府の金子四百両を被
害地十八ヶ村で拝借に及んで居る。
 尚七月九日には上村遍照院大浦村九品寺に於て、津浪
死亡者の追善施餓鬼会が挙行され、其節公儀からは白銀
十枚島原から白銀五枚の下賜があった。
出典 新収日本地震史料 第4巻 別巻
ページ 294
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 熊本
市区町村

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

IIIF Curation Viewerで開く
地震研究所特別資料データベースのコレクションで見る

検索時間: 0.001秒