[未校訂]五月二十六日金沢を中心とした大地震あり、範囲は上手
は小松原附近、下手は越中石動附近までゝあった。
二十六日 昼三度 夜七度 二十七日 昼七度
二十八日 昼二度 二十九日 昼一度
の如く強い余震があり、人々は生きた心地もなかった。
小松地方は損害軽度であったが、中央の金沢では城の石
垣崩れ落ちた所二十八ケ所もあり、領内の潰損家屋六千
百七十に達し、死傷者二十七名に達している。七月二日
と八月二十八日の強い余震を以て終っているが蓋し稀有
の大地震であった。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
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ID | J1000725 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1799/06/29 |
和暦 | 寛政十一年五月二十六日 |
綱文 | 寛政十一年五月二十六日(一七九九・六・二九)〔金沢〕⇨二十九日 |
書名 | 〔小松市史〕○石川県 |
本文 |
[未校訂]五月二十六日金沢を中心とした大地震あり、範囲は上手
は小松原附近、下手は越中石動附近までゝあった。 二十六日 昼三度 夜七度 二十七日 昼七度 二十八日 昼二度 二十九日 昼一度 の如く強い余震があり、人々は生きた心地もなかった。 小松地方は損害軽度であったが、中央の金沢では城の石 垣崩れ落ちた所二十八ケ所もあり、領内の潰損家屋六千 百七十に達し、死傷者二十七名に達している。七月二日 と八月二十八日の強い余震を以て終っているが蓋し稀有 の大地震であった。 |
出典 | 新収日本地震史料 第4巻 |
ページ | 113 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 石川 |
市区町村 | 小松【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
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