地震史料集テキストデータベース

[未校訂]『平島氏日記』に、「寛文十一年正月辰之刻大地震ふ。
宝永四年十月四日未之刻地大に震ふ」とあり、後者につい
ては『池田家履歴略記』に、「地震して家居の人はいふに
およばず、道行者もあゆみ得ず、殊に西大寺町の道一尺ば
かり破裂して泥沸出る」と見ゆ。
宝永四年十月四日昼地震ニ付町家破損書上（河本氏文
書）
一潰家拾九軒但竈数三拾口　一半倒之家拾九軒　一壁並屋
根ノ瓦落申候家六十軒　一壁並屋根ノ瓦落申候蔵百五拾
弐　一潰申候釣屋並湯殿八ケ所　一潰申候をだれ並ひさ
し共七ケ所　一倒申候塀六ケ所　一道われ申候所四ケ所
一石垣崩、但二日市町川手町家之裏壱ケ所