[未校訂]宝永四年の地震二二六年前
宝永四年十月四日午後二時頃より強震あり、紀州沿岸に
は大津波が来襲した。
黒江町の如きは流失家屋三十余軒、海に近い所は二階迄浸
潮し、戸数千と言はれた有田郡広村は束の間に其の半分を
洗ひ去られ、溺死三百余人を算したと言ふ。
我村も大いに被害を受け、人畜の死傷家屋の流失も相当あ
ったと伝へられているが、詳な事は不明である。
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項目 | 内容 |
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ID | J0900415 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1707/10/28 |
和暦 | 宝永四年十月四日 |
綱文 | 宝永四年十月四日(一七〇七・一〇・二八)〔東海以西至九州〕 |
書名 | 〔海草郡大崎村史〕○和歌山県▽ |
本文 |
[未校訂]宝永四年の地震二二六年前
宝永四年十月四日午後二時頃より強震あり、紀州沿岸に は大津波が来襲した。 黒江町の如きは流失家屋三十余軒、海に近い所は二階迄浸 潮し、戸数千と言はれた有田郡広村は束の間に其の半分を 洗ひ去られ、溺死三百余人を算したと言ふ。 我村も大いに被害を受け、人畜の死傷家屋の流失も相当あ ったと伝へられているが、詳な事は不明である。 |
出典 | 新収日本地震史料 第3巻 別巻 |
ページ | 348 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 和歌山 |
市区町村 | 大崎【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
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