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項目 内容
ID J0900383
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1707/10/28
和暦 宝永四年十月四日
綱文 宝永四年十月四日(一七〇七・一〇・二八)〔東海以西至九州〕
書名 〔南紀徳川史一〕○和歌山県▽
本文
[未校訂]一十月四日日高郡南部海嘯来リ山内村人家悉ク流失ス
紀伊国名所図会ニ
宝永四年十月四日午ノ時下リ波濤
アラヒテ山モ崩レ地モサケ家居モ
クツガヘルカト思フ迄震動シテ人皆肝ヲケシアハテサワ
ギケルニ忽チ高波寄来テ山内村ノ家居悉ク流レウセケリ
老若男女此有様ヲ見テアナ恐シ海面ヨリ高波コソ立来レ
リ逃ヨ逃ヨト声声ニヲメキサケビテ取ル物モ取リアヘズ
山岡ニ走リ登リ苫ブキノイホシテ苔ノ筵ニ草ノ枕三夜四
夜バカリ起臥シヌアサマシナントイハンモ更也サレド河
ヨリ此方ヘハ浪モ来ラズ民家モアヤマツ事ナカリシ
按ニ此ノ時広村ノ如キハ一村悉ク流失 竜祖御新築和田
村百二十間ノ大波塘モ破却ス御修復アリテ船繫リ能キ港
トナルト続風土記ニアリ
一十一月廿三日ヨリ富士山焚ケ砂灰降ル廿七日ニ至テ震動
ヤマズ山腹ニ一峯ヲ出ス人之ヲ宝永山トヨブ
 此歳災変シバシバ至ル将軍僧侶ヲメシテ吉凶ヲ問フ伝
通院祐天答テ曰ク沙ハ地ニアルモノ也今天ヨリ降ル不順
也禽獣ノ為ニ人ヲ殺ス是モ亦順ナラズト将軍懌ヒス明日
祐天ヲメシテ其直ヲ賞シテ物ヲ賜フ(十五代史)
出典 新収日本地震史料 第3巻 別巻
ページ 336
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 和歌山
市区町村 和歌山【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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