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項目 内容
ID J0804194
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1768/07/19
和暦 明和五年六月六日
綱文 明和五年六月六日(一七六八・七・一九)〔箱根〕江戸・八王子・伊勢
書名 〔富士日記〕○箱根
本文
[未校訂](明和五年水無月)廿九日 朝五ツ時前 関を開き通る、関所は山の麓也。是
ゟとふげ迄弐里登る。坂けわしからす。馬にて越 馬子は
矢倉沢の者也、道すがら四方山の咄す。今年六月六日地し
んす。矢倉沢大地じん(ママ)に而 田畠大きに破損す。馬子か家
の馬の食を煮る釜四五人にてかく計なるに、釜石四五間脇
ゑ崩れとぶ。しかるに一里脇ははや少計の地震也。昔日六
十六年計前大地震す。其後三年過富士の土降る。三日の間
暗く天燈をとぼす。我親の咄に、人々世界の尽るといふ
て、近所〳〵相集り燈明の本にて念仏を唱ふ計也。平地へ
は土砂弐尺三尺計も積り、片岸斜なる所には五六尺も積り
たるよし、今も此辺山の崩れ口を見れば一二尺も破あり、
焼砂に而色黒し、とふげより前に后に矢倉嶽といふ山、左
に入道嶽又金時山といふものあり。
出典 新収日本地震史料 第3巻
ページ 714
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 神奈川
市区町村 箱根【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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