[未校訂] 十二月二十六日地大いに震い、高田附近最も惨を極む。
松平少将忠輝が新築した高田の名城もこのとき破壊し、士
分の家、町家を合して七百余戸倒壊、社寺其の他の損害数
うるに遑なしといわれる。
この地震の時は積雪一丈四尺あり、暗中火を失し圧死す
るもの、負傷するもの夥しく領内各地の損害は甚大を極
め、城主松平光長の重臣小栗五郎左衛門正高、荻田隼人の
両人はこの震災で非業の死を遂げている。
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項目 | 内容 |
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ID | J0601423 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1666/02/01 |
和暦 | 寛文五年十二月二十七日 |
綱文 | 寛文五年十二月二十七日(一六六六・二・一)〔越後〕八王子⇨二十九日 |
書名 | 〔郷土名立〕○新潟県 |
本文 |
[未校訂] 十二月二十六日地大いに震い、高田附近最も惨を極む。
松平少将忠輝が新築した高田の名城もこのとき破壊し、士 分の家、町家を合して七百余戸倒壊、社寺其の他の損害数 うるに遑なしといわれる。 この地震の時は積雪一丈四尺あり、暗中火を失し圧死す るもの、負傷するもの夥しく領内各地の損害は甚大を極 め、城主松平光長の重臣小栗五郎左衛門正高、荻田隼人の 両人はこの震災で非業の死を遂げている。 |
出典 | 新収日本地震史料 第2巻 |
ページ | 317 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 新潟 |
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