[未校訂]一、元弘元年の地震
元弘元年(一三三一)七月三日の大地震は震源地は多分
紀伊水道であろうが、紀伊名所図会に依ると、この地震に
よる土地の隆起が甚しく、海岸に干潟が出来たのが今の日
方の始りであると記してゐる。参考太平記に依るにこの日
紀伊国千里浜(日高郡)の遠干潟が俄に陸地に成ること二
十町であるという記事があるから、名所図会、の日方の記
事も又信憑を置けるであろう。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
---|---|
ID | J0501454 |
西暦(綱文) (ユリウス暦) |
1331/07/30 |
西暦(綱文) (先発グレゴリオ暦) |
1331/08/07 |
和暦 | 元徳三年六月二十五日 |
綱文 | 元弘元年七月三日(一三三一・八・七)紀伊 |
書名 | 〔海南郷土史〕 |
本文 |
[未校訂]一、元弘元年の地震
元弘元年(一三三一)七月三日の大地震は震源地は多分 紀伊水道であろうが、紀伊名所図会に依ると、この地震に よる土地の隆起が甚しく、海岸に干潟が出来たのが今の日 方の始りであると記してゐる。参考太平記に依るにこの日 紀伊国千里浜(日高郡)の遠干潟が俄に陸地に成ること二 十町であるという記事があるから、名所図会、の日方の記 事も又信憑を置けるであろう。 |
出典 | 新収日本地震史料 第1巻 |
ページ | 82 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 和歌山 |
市区町村 | 海南【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
IIIF Curation Viewerで開く
地震研究所特別資料データベースのコレクションで見る
検索時間: 0.001秒