[未校訂]次ノ新港及ビ梧棲（臺中ヨリ西北ニ當ル海岸ニアリ）ニ關スル説
ハ余ガ臺灣巡回中ニ聞キ得タル所ナリ。
新港ニテハ同治三年（元年ナルベシ）ノ地震ノトキ、屋根瓦ガ
落チタル位ニテ潰レ家ハ無カリキ。而シテ人民ハ三十日間ハ
屋外ニ避難セリトゾ。（餘震ガ多カリシ爲ナルベシ）
梧棲ト稱スル村ニテハ數十年前ニ大震アリ（同治元年ノ地震ナ
ルベシ）。全市破損シ、其ノ後再興シタルガ今ノ市街ナリト云
フ。
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| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ID | J0400985 |
| 西暦（綱文） （グレゴリオ暦） |
1862/06/06 |
| 和暦 | 文久二年五月九日 |
| 綱文 | 同治元年五月九日（西曆一八六二、六、六、）臺灣嘉義地方、大地震。民屋倒壤數千、壓死千餘人、地裂ケ泥水ヲ噴出。十一日再ビ大地震。 |
| 書名 | ☆〔臺灣地震調査一斑〕○大森房吉、震災豫防調査會報告第五十四號所收 |
| 本文 |
[未校訂]次ノ新港及ビ梧棲（臺中ヨリ西北ニ當ル海岸ニアリ）ニ關スル説
ハ余ガ臺灣巡回中ニ聞キ得タル所ナリ。 新港ニテハ同治三年（元年ナルベシ）ノ地震ノトキ、屋根瓦ガ 落チタル位ニテ潰レ家ハ無カリキ。而シテ人民ハ三十日間ハ 屋外ニ避難セリトゾ。（餘震ガ多カリシ爲ナルベシ） 梧棲ト稱スル村ニテハ數十年前ニ大震アリ（同治元年ノ地震ナ ルベシ）。全市破損シ、其ノ後再興シタルガ今ノ市街ナリト云 フ。 |
| 出典 | 日本地震史料 |
| ページ | 744 |
| 備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
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