[未校訂]七月廿三日午の刻八戸大地震あり。最稀有なる強震、城内殿
中所々破損、朱印庫其他共に大破門塀之倒壞之に伴ひ、家中
町村の損害夥しく、湊村は海嘯の爲め浸水流家あり。同所新
町は全部浸水、橋は大船を押上けて壞落、漁舟は左比代迄押
上られ、湊の流水破壞家財家具等は類家下迄逆流す。此際馬
淵川は櫛引村まで逆流し湊川は岩淵下迄昇れりと、實に當藩
開封以來の強震なり。爾來廿九日まで日々弱震ありき。
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項目 | 内容 |
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ID | J0400705 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1856/08/23 |
和暦 | 安政三年七月二十三日 |
綱文 | 安政三年七月二十三日(西曆一八五六、八、二三、)十三時半頃、北海道東部・津輕・三陸沿 岸、強震、津浪ヲ伴ヒ、被害少ナカラズ。 |
書名 | ☆〔八戸藩史稿〕 |
本文 |
[未校訂]七月廿三日午の刻八戸大地震あり。最稀有なる強震、城内殿
中所々破損、朱印庫其他共に大破門塀之倒壞之に伴ひ、家中 町村の損害夥しく、湊村は海嘯の爲め浸水流家あり。同所新 町は全部浸水、橋は大船を押上けて壞落、漁舟は左比代迄押 上られ、湊の流水破壞家財家具等は類家下迄逆流す。此際馬 淵川は櫛引村まで逆流し湊川は岩淵下迄昇れりと、實に當藩 開封以來の強震なり。爾來廿九日まで日々弱震ありき。 |
出典 | 日本地震史料 |
ページ | 671 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 青森 |
市区町村 | 八戸【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
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