[未校訂]七月廿三日東部強震、尋で津浪至る。箱館水高きこと丈餘。
北海道史附錄年表、七月二十三日箱館、室蘭、勇拂等地震ひ津浪あり。
凾館に於ては同月十九日頃より數回地震を感じ、二十三日九
ツ半時に至り大地震を發し、尋て津浪襲來して市街を浸し、
大町邊は海水土藏に入り、鶴岡町邊は五百石積の船街路に上
り築島にては地上浸水五尺に逹し家屋の漂蘯し去るものあ
り。斯くて海水退きて又襲ひ來り、一進一退八九回に及び、
夜に入りて定まれり。河野常吉北海道の津浪に就て○南部海嘯家屋流失倒
壞百餘。南部史要
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
---|---|
ID | J0400702 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1856/08/23 |
和暦 | 安政三年七月二十三日 |
綱文 | 安政三年七月二十三日(西曆一八五六、八、二三、)十三時半頃、北海道東部・津輕・三陸沿 岸、強震、津浪ヲ伴ヒ、被害少ナカラズ。 |
書名 | ☆〔維新前北海道變災年表〕 |
本文 |
[未校訂]七月廿三日東部強震、尋で津浪至る。箱館水高きこと丈餘。
北海道史附錄年表、七月二十三日箱館、室蘭、勇拂等地震ひ津浪あり。 凾館に於ては同月十九日頃より數回地震を感じ、二十三日九 ツ半時に至り大地震を發し、尋て津浪襲來して市街を浸し、 大町邊は海水土藏に入り、鶴岡町邊は五百石積の船街路に上 り築島にては地上浸水五尺に逹し家屋の漂蘯し去るものあ り。斯くて海水退きて又襲ひ來り、一進一退八九回に及び、 夜に入りて定まれり。河野常吉北海道の津浪に就て○南部海嘯家屋流失倒 壞百餘。南部史要 |
出典 | 日本地震史料 |
ページ | 670 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 北海道 |
市区町村 | 札幌【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
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