[未校訂]嘉永六年(一八五三)三月五日より有珠岳鳴動地震、日を經る
に從ひ漸く烈しく、十五日遂に噴火し、有珠、虻田の和人、
夷人東西に避難せり、四月十三日或は三月中と云ふ熔岩湧出し、凝結
して山頂に一高峰を生ぜり、後之を大有珠と呼ぶ。松前藩、
吏を禮文華に置きて陸路の往來を禁じ、砂原、繪鞆間を航せ
しめ、以て翌年に及べり。
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項目 | 内容 |
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ID | J0400130 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1853/04/22 |
和暦 | 嘉永六年三月十五日 |
綱文 | 嘉永六年三月十五日(西曆一八五三、四、二二、)正午頃、有珠山噴火。七月マデ終熄セズ。大有珠岳ヲ生ジタルハ此ノ時ナリトモ云フ。 |
書名 | ☆〔北海道史〕 |
本文 |
[未校訂]嘉永六年(一八五三)三月五日より有珠岳鳴動地震、日を經る
に從ひ漸く烈しく、十五日遂に噴火し、有珠、虻田の和人、 夷人東西に避難せり、四月十三日或は三月中と云ふ熔岩湧出し、凝結 して山頂に一高峰を生ぜり、後之を大有珠と呼ぶ。松前藩、 吏を禮文華に置きて陸路の往來を禁じ、砂原、繪鞆間を航せ しめ、以て翌年に及べり。 |
出典 | 日本地震史料 |
ページ | 29 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 北海道 |
市区町村 | 札幌【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
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