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項目 内容
ID J0300433
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1810/99/99
和暦 嘉慶十五年
綱文 文化七年(西暦一八一〇、)八月中旬ヨリ下旬ニカケ男鹿半島日々地震ヒ、稲井ノ寺塔破損セリ、
書名 *〔真澄遊覧記〕○菅江真澄著
本文
[未校訂]十七日、埜村といふ處に至るに、ひるつかた地震大
にふりたり、暮行ころ、又いさゝかのなへふりぬ、
十八日、けふもなへふるこゝちせり、鮎川にいたり
てとへば、日毎になへのいさゝかはらぬ日もなう、
箱井の寺なる塔の、ふりこぼれしなと語る、
九月○八月ノ誤二十五日、涌本の浦なる菅大臣の祠に詣な
ん、夜經より空のけしきことに、海濁り、星の光く
もらはしう、寒風山はうす霧たちこみたるやうに見
ゆ、いはゆる巨濤つなみの寄り來ん、あやうし、身におふ
はどのものは負ひつゝ人にもほの語りあひて嶋田と
いふ處に来つゝ、相知りたる人の一日二日はとゝま
りてなとねもころに聞へて、夕つかた烹粢にしとぎといふも
の、あるは濁れるとよみきをかみして撰につぎ入れ
て、それに稲穂一ふさをひたして、これなん穂酒と
いひて神に備ふるは、阿仁の山里にて穂祭てふため
しあるにひとしう、いにしへぶりもめつらしかりき、
けふは刈場の餅とて、家擧りてことしよねのもちな
ん喰ふめるためし也、
出典 増訂大日本地震史料 第3巻
ページ 176
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
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版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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