[未校訂]一文化元年六月四日、是より先き鳥海山火煙を吐き、
其煙領内鋼岳の横に靆き渡りて、三ヶ年間消ゆるこ
となく、燒砂小石等を降らすこと屢々なりしが、此
夜亥の刻大鳴動、由利飽海大地震にて、人畜の損害
夥しく、象潟甘滿寺の名所も此時潰れる、新庄にて
も行燈の火を揺 動かし、夜戸きしんで開かぬ程の
大地震にて諸入目をまはせ〓こと也、
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項目 | 内容 |
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ID | J0300342 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1804/07/10 |
和暦 | 文化元年六月四日 |
綱文 | 文化元年六月四日(西暦一八〇四、七、一〇、)羽後兩國、地大ニ震ヒ、本庄城波頽破シ城下及ビ領内村落潰家五千五百ニ及ビ山崩レ、加フルニ津浪ノ襲來アリ、死者三百三十三人ヲ生ズ、象潟ノ海底、隆起シテ平地ト爲レリ、 |
書名 | *〔最上郡年代記〕○出羽 |
本文 |
[未校訂]一文化元年六月四日、是より先き鳥海山火煙を吐き、
其煙領内鋼岳の横に靆き渡りて、三ヶ年間消ゆるこ となく、燒砂小石等を降らすこと屢々なりしが、此 夜亥の刻大鳴動、由利飽海大地震にて、人畜の損害 夥しく、象潟甘滿寺の名所も此時潰れる、新庄にて も行燈の火を揺 動かし、夜戸きしんで開かぬ程の 大地震にて諸入目をまはせ〓こと也、 |
出典 | 増訂大日本地震史料 第3巻 |
ページ | 169 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 山形 |
市区町村 | 新庄【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
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