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項目 内容
ID J00006749
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1596/09/05
和暦 文禄五年閏七月十三日
綱文 文禄五年閏七月十三日(西暦 1596,9,5)
書名 〔堺市史 二 本篇二〕
本文
特に慶長元年閏七月十三日夜の大震災は余震が数箇月に亘り、近畿地方に大損害を与へたが、堺に於ても、大地激震三時許も続き、民屋堂舎の倒潰する音物凄きばかり、材木の下敷となった人々の暗黒を破って号泣する声全町に充満し、さながら全世界が地中に埋没するかと疑はるゝ程であった。死者六百余人に達し、折しも此地に滞在しつゝあった明使沈惟敬の従者二十余人も其犠牲の中に入った。(日本西教史、耶蘇会日本年報)斯くて僅々三時間で倒潰した家屋を新たに建つるとすれば、五年かゝるも覚束なからうとさへいはれた。それと二万の家屋や寺院の殆ど全部を焼失した次期元和元年の兵燹とが、堺の住民に及ぼした精神的物質的影響は、容易に癒し難きものであったらう。
出典 [古代・中世] 地震・噴火史料データベース
ページ
備考 [古代・中世] 地震・噴火史料データベースでは史料等級で分類しています。本データベースでは史料等級の低いものも表示しており、信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 大阪
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