西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
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ID | J00006294 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1596/09/04 |
和暦 | 文禄五年閏七月十二日 |
綱文 | 文禄五年閏七月十二日(西暦 1596,9,4) |
書名 | 〔大分市案内〕 |
本文 |
瓜生島の陥没 旧記=府内に於ては、慶長元年七月十二日未上刻、百雷の一時に落つるが如き鳴動南方と覚しき処より響き渡ると共に大地震起り、建物を破壊し、土地に亀裂を生じ、諸所に山崩ありたれども須叟にして止みたれば稍々安堵せしが、同日酉上刻頃に海水大に鳴動せり、すは津浪の前徴なりと誰呼ぶとなく一般に伝播し、又種々の迷説起り、府民再び驚愕して取るものも取り敢へず、西東に奔り南に馳せ山野に遁る、特に海岸の住民は勢家町の地比較的高きを以て此処に避難する者多く、瓜生島の漁民も早舟にて漕ぎ付け来り、又勢家に一禅寺の法蔵寺と称するがありて其の境内にも群集したり、暫くして河川・井戸等の水はもとより時ならぬに海水遠く沖に退き干潟となること数里の遠きに達し、瓜生島との間は徒渉し得るに至りしが、半時ばかりにして忽ち山の如き怒涛漲り起り、瓜生島を一なめにして、進んで府内の平野を襲ひぬ、斯の如きもの一落一漲正しく週期を繰返し夜に入りて止みたり。
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出典 | [古代・中世] 地震・噴火史料データベース |
ページ | |
備考 | [古代・中世] 地震・噴火史料データベースでは史料等級で分類しています。本データベースでは史料等級の低いものも表示しており、信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 熊本 |
市区町村 |
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