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項目 内容
ID H00010533
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1828/12/18
和暦 文政十一年十一月十二日
綱文 1828年越後三条地震(文政十一年十一月十二日)
書名 〔巷街賛説〕○慶哉有著
本文
○越後大地震は、今茲文政十一子年霜月十二日なり、辰の刻頃俄にゆり出す、長岡、新潟、三条、今町、見附、与板、つばめの在々村々、数多の家々ゆり崩すに、大地われて泥砂を吹出し、親は子を捨て子は親を捨て、うろたへさまよひ逃さわぐに、ゆり潰したる家々より火さへ出てもえたち、悪風烈しく黒煙天をおほふて、あやめもわかず逃行く先を火焔に包まれ、東西に走り、南北に迷ひ、怪我人死人の数をしらず、震納りても凡百日余騒動止ざりしとかや、漸掘立小屋をかけて集り住し、又山岸に穴を掘て住へるも多かり、今年はわきて寒さはげしく、雪さへ度々降りて、かゝる難儀の仮住ひにこゞへ、病も猶多かりき、村上、新潟、与板、長岡、村松、桑名、会津、高崎の諸大名、其外御料御陣屋旗本衆も、思ひ/\に手当あれど、事広くして行届がたく、越民こと/\くかん苦に絶たり、稀代の変事ならず哉、
出典 ひずみ集中帯プロジェクト【古地震・津波等の史資料データベース】
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