Logo地震史料集テキストデータベース

西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。

前IDの記事 次IDの記事

項目 内容
ID J3100781
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1945/01/13
和暦 昭和二十年一月十三日
綱文 昭和二十年正月十三日(一九四五)〔三河〕
書名 〔天龍村史 上巻〕○長野県天龍村編纂委員会H12・11・24 天龍村発行
本文
[未校訂]七 中井侍直下の天竜川が割れる
昭和二十年(一九四五)一月十三日にマグニチュード
六・八の三河地震が起き、死者二三〇六人という大きな
災害となった。震源は愛知県蒲郡市近傍で、当地から八
〇キロメートル離れた中央構造線に近接した場所である。
 中井侍の宮沢和巳さんの体験では、中井侍でアカシ(松
の根)堀をしていた。地面が激しく揺れて落石がたくさ
ん飛んできた。死ぬかと思い、とっさに尾根に逃げて難
を逃れた。すぐ家に帰ると、母が言った。天竜川が真ん
中から割れて黒い底が見えた。次の瞬間、水が両岸から
ぶっつかって水しぶきが噴き上がった。宮沢さんが見た
のは濁った天竜川で、間もなく上流からの澄んだ水に押
し流されていった。
 この地震は第二次大戦中で軍が報道管制したため一般
人は知らなかった。けれど、当地では天竜川に大きな亀
裂ができるほどの大きなゆれが発生したと考察できる。
出典 日本の歴史地震史料 拾遺 四ノ下
ページ 1873
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 長野
市区町村 天龍【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

検索時間: 0.002秒