Logo地震史料集テキストデータベース

西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。

前IDの記事 次IDの記事

項目 内容
ID J3000417
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1789/05/11
和暦 寛政元年四月十七日
綱文 寛政元年四月十七日(一七八九・五・一一)〔阿波・土佐〕
書名 〔寛政元年地震の記事 坂東家文書書簡〕第28回企画展「史料に見る徳島の自然災害」H16・11・2 徳島県立文書館編・発行
本文
[未校訂](この文書は、島屋徳三郎という商人から小松新田(現
徳島市)の藍商鈴屋坂東茂兵衛が受け取った書簡である。
書簡の内容は、相場などを伝える商売上のやりとりが中
心であるが、ここには阿波で起きた地震の記述がある。
冒頭に「当月十七日夜」とあるが、この文書の指し出し
日は四月二十六日で、四月十七日に起きた地震であるこ
とが分かる。阿波国で四月十七日にあった地震は寛政元
年である。この時は、阿波・土佐国境の内陸で起きた直
下型の地震であったようで、記録にはあまり残っていな
いが、この文書では、家宅・土蔵の損傷があったことが
書かれ、場所によっては大きな被害があったことを知る
ことができる。)
(前略)
一 当月十七日夜、阿州表大地震
家宅土蔵等余程相損候趣、則
茂八郎様より御状被下驚入候御儀ニ
御座候、然共御居宅御家内様皆々
御別状無御座候間、此段御安心被下候、
土蔵・御借家等余程相損候趣ニ承り申候、
当地之義も余程地震ニ御座候へ共、
家蔵損シ候程之義無之候、土佐・
阿州別而厳敷有之趣承り申候、
右之段、為御知申上候
(中略)
島屋
四月廿六日 徳三郎
坂東茂兵衛様
(坂東家文書01645)
出典 日本の歴史地震史料 拾遺 四ノ上
ページ 273
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 徳島
市区町村 徳島【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

検索時間: 0.001秒