[未校訂]十一月五日 祈禱をしている間に、又地震があった。私
が壁に寄りかかって、ちょうど「主の祈り」を始めた
時だった。壁が曲がって揺れて、「崩れ落ちる」かのよ
うに思われ、私は非常に恐ろしい感情に襲われた。血
管の血という血は恐怖で凍りつくようで、舌はほとん
ど動こうとせず、礼拝を縮めなくてはならなかった。
私はとても震えていたのである!しかし、揺れは一瞬
の中に終った。夜中、もう一つ、もっと長い地震があ
った。私は眼を覚ましとても驚いたが前の時ほどでは
なかった。その後数回、それから朝になって八時にも
う一つとてもかすかなのが感じられた。