地震史料集テキストデータベース

[未校訂]（安政二年七月廿三日の条）
一、大宮八幡宮御廊昨六月地震ニ転倒いたし候ニ付繕ヒ
出来候処屋称始末無之ニ付北がわ御廊南側并中門塀等
屋称ふき替二条村屋称ふき久五（カ）郎へ受負申付候右ニ而
工料
ふき手間拾五人代四匁五分づ（カ）ゝ
代六拾七匁五分
同手伝手間六拾人代弐匁五分づ（カ）ゝ
代百五拾目但し屋称ふき一人ニ付
手伝四人ヅヽ
（安政二年九月廿二日の条）
一、就昨年六月十四日の夜大地震御朱印蔵北側壁落大破
ニ付一昨廿日諸道具長持等不残取片付惣蔵入替取繕ニ
取懸リ申候事
（安政二年九月廿五日の条）
一、道馬若宮之社大地震ニ大破ニ相成候ニ付今晩下遷宮文
殊堂御三帝（カ）之御位牌所ヘ奉遷社頭修覆ニ□懸候事
（安政二年十一月十二日の条）
一、宝蔵取繕ひ出来上り候ニ付今日小□□□ヘ掃除申付昼
後地蔵院三松院□道房三人立合之上右惣蔵ニ有之候道
具宝蔵ヘ相納メ候事
一、昨日ゟ大工小屋地震ニゆがみ候ニ付取繕ニ懸リ候職
人若槻村嘉二郎ヘ申付ル
（十一月廿四日の条）
一、境内辨財天女御社地震ニ而御殿家祢大破ニ付今日ゟ
大工手伝江申付修覆繕ひニ取懸リ申候事