[未校訂]八月一日〔文政六年六月二十五日〕金曜日
夜通し北北東のち東の風で、ときどきかなり強い風を
伴なったが、その後静穏となった。昼には爽やかな南の
ち南東の風。夕刻、にわか雨があり、約一五分間続いた
が、その後再び風向きは北からに変わり、かなり強い風
を伴なった。
昼の一時半頃強い地震を感じたようにいう人々がいる
が、そのとき私は何も気づかなかった。寒暖計は九六度
五分ないし七分五厘以上には達しなかったとはいえ、そ
れでも極めて暑苦しい天気であった。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
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ID | J2900567 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1823/08/01 |
和暦 | 文政六年六月二十五日 |
綱文 | 文政六年六月二十五日(一八二三・八・一) |
書名 | 〔長﨑オランダ商館日記十〕○長崎日蘭学会編、一九九九・一二、雄松堂出版発行 |
本文 |
[未校訂]八月一日〔文政六年六月二十五日〕金曜日
夜通し北北東のち東の風で、ときどきかなり強い風を 伴なったが、その後静穏となった。昼には爽やかな南の ち南東の風。夕刻、にわか雨があり、約一五分間続いた が、その後再び風向きは北からに変わり、かなり強い風 を伴なった。 昼の一時半頃強い地震を感じたようにいう人々がいる が、そのとき私は何も気づかなかった。寒暖計は九六度 五分ないし七分五厘以上には達しなかったとはいえ、そ れでも極めて暑苦しい天気であった。 |
出典 | 日本の歴史地震史料 拾遺 三 |
ページ | 204 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 長崎 |
市区町村 | 長崎【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
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