Logo地震史料集テキストデータベース

西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。

前IDの記事 次IDの記事

項目 内容
ID J2700454
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1858/04/09
和暦 安政五年二月二十六日
綱文 安政五年二月二十六日(一八五八・四・九)〔飛驒・越中・加賀・越前〕
書名 〔大門町史〕大門町教育委員会編S56・11・3 (富山県)大門町発行
本文
[未校訂]安政の大地震
安政五年二月一三日と同二二日の二度に
わたる無気味な大地のうなりを聞いたあ
と、ついに二五日夜、越中の天地を轟かせる大地震が起
こった。
 この地震で、常願寺川の水源地、立山の大鳶山・小鳶
山が崩れ、真川まで閉塞し、大湖水がつくられた。これ
が歴史に残る「トンビ山の大崩壊」である。これによっ
て生じた深山の大湖水は四月二六日に至って支えきれな
くなり、午後四時ごろ一挙に決壊し、富山新庄以東の新
川平野を大洪水と化した。
 上流の上滝から約四〇㌖の間で、流失・倒壊した家屋
一、六一三戸、溺死者一四〇人、負傷者八、九四五人と
いう大惨事となった。
 この大地震による大門地域の被害状況を知るものに円
池村の記録がある。
覚 書
一千五百歩程 字砂子割等申所
但大地割れテ砂を所々江吹出し御田地弐三尺
も落下ル
一五百歩程 字折割与申所
但右同断
一三百歩程 字湯之袋割等申所
但右同断
〆弐千三百歩程
右私共在所領之内当廿五日夜大地震ニ而大地割れ砂
を吹出し御田地落下ル候ケ所夫々取調理前段之通覚
書を以御案内申上候以上
安政五年二月廿六日
円池村肝煎善七郎
折橋理三郎殿
(円池村記録)
出典 日本の歴史地震史料 拾遺 別巻
ページ 867
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 富山
市区町村 大門【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

検索時間: 0.001秒