[未校訂]1938・6・10
(昭和13)
*宮古島
近海
25.3°N
125.2°E
40
M=6.7,m=1
かなり大規模な地震で宮古島では中
震(震度4)、石垣島では軽震(震度
2)を感じ、沖縄島の一部でも有感
であった。地震後暫くして宮古島及
び附近島嶼に津波が襲来した。宮古
島測候所よりの報告によれば、宮古
島平良港では地震後約10分余を経て
海水が1m余引き、間もなく急速に
引き返し来り1・5m余の潮位上昇
を示し、海面上1・3mの桟橋を洗
ひ流し、船艀や帆船の多くは繋留索
を切断された。平良港南部の布干堂
地先にある沖縄縣の臨時検潮所の検
潮儀記録によれば、最初20㎝程潮位
が上昇し19時01分頃に約1mの下降
を示した。
本震後多数の余震が発生し、6月
中の余震総回数は400回余に達した。