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項目 内容
ID J2500614
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1855/11/11
和暦 安政二年十月二日
綱文 安政二年十月二日(一八五五・一一・一一)〔江戸及び近郊〕
書名 〔岩代町史 第1巻 通史〕H1・3・25 岩代町編・発行
本文
[未校訂]嘉永三年にも江戸上屋敷類焼のため御用金を出している。
このとき麴町より出火、大名屋敷八〇余を焼失、二本松三
屋敷も焼失、貸上金五〇〇〇両を領内に申しつけた。糠沢
組は六〇〇両であった。安政二年十月には江戸大地震があ
り被害普請の御用金貸上げがあった。田沢村は一九両出し
ているが、名主伊東市郎右衛門七両のほかは一両から一分
まで二二名が出している。 「有徳の者は夫々御割付の外に
献金致し帯刀など願候者沢山出来候」という。
称誉について
 称誉については、すでにみてきたように、宝暦期に貸上
金の多寡により郷士・帯刀・苗字御免を与え、明和期には
領内名主のほとんどが苗字帯刀を許されていたようである。
「年代記」安政二年の情に「此度御上も御詰りニ付出金致
し候者へは格別ニ御称誉も下さるべく旨ニ付有徳の者は夫々
御割付の外ニ献金致し帯刀など願候者沢山出来候」とある
ように、幕末には称誉が乱発されている。出金のほかにも
「勤方」に対する称誉も与えられている。
十月に入り二日に江戸大地震があり、二本松屋敷も破損し、
先にみたようにこのとき御貸上金が割当てられ、献金した
者へは帯刀などの称誉が下されている。
出典 新収日本地震史料 続補遺 別巻
ページ 944
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
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版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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