[未校訂](墨八百八記録)
「六月一五日今暁丑中刻初中分の地震夫より追々強く大地
震と相成申候、朝迠に一四度辰中刻又々強き地震、夫より
同日中に都合一九ケ度、猶また夜に入候ても二、三度ゆり
申候、此度手前方土蔵の北の方壁不残震落申候、本家庇西
の方欠落申候、此度の地震伊賀上野大一番の大荒れ、人家
大方倒れ城も崩れ候由、奈良も大に荒れ、近き辺にて勢州
四ケ市実に大荒れ、人家も多く崩れ、其上出火いたし、大
分焼失いたし前代未聞の大変と申事に候、八九月頃迄昼夜
二、三度ずつ地震いたし申候」。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
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ID | J2500280 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1854/07/09 |
和暦 | 嘉永七年六月十五日 |
綱文 | 安政元年六月十五日(一八五四・七・九)〔伊賀・伊勢・大和・山城・近江・河内〕 |
書名 | 〔木曽川町史〕○岐阜県S56・11・1 木曽川町史編集委員会 |
本文 |
[未校訂](墨八百八記録)
「六月一五日今暁丑中刻初中分の地震夫より追々強く大地 震と相成申候、朝迠に一四度辰中刻又々強き地震、夫より 同日中に都合一九ケ度、猶また夜に入候ても二、三度ゆり 申候、此度手前方土蔵の北の方壁不残震落申候、本家庇西 の方欠落申候、此度の地震伊賀上野大一番の大荒れ、人家 大方倒れ城も崩れ候由、奈良も大に荒れ、近き辺にて勢州 四ケ市実に大荒れ、人家も多く崩れ、其上出火いたし、大 分焼失いたし前代未聞の大変と申事に候、八九月頃迄昼夜 二、三度ずつ地震いたし申候」。 |
出典 | 新収日本地震史料 続補遺 別巻 |
ページ | 362 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 愛知 |
市区町村 |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
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