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項目 内容
ID J2404057
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1844/06/14
和暦 天保十五年四月二十九日
綱文 弘化元年四月二十九日(一八四四・六・一四)
書名 〔井関隆子日記〕○江戸
本文
[未校訂]二十九日 廿九日[朝|あした]のま雲たてど日影ほのめきしが、[夕|ゆふ]
付ていとあわたゞし気に風たち、いかづちなり、雨ひと
しきり降出ぬ、と[思|おも]ふ程になゐさへふりぬ。きのふけふ
の気色物らほしつる人、あるは大路ゆきかふ人南あわて
ぬべき。
たゝまくをしみつる花の[名残|なごり]は[夢|いめ]のまにて、「雪とは
名のみ」とながめけむ卯の花も青葉にしげり、月かはら
むとす。今朝はいとよく打晴はた雲折々たつ。此ごろ時
よりもいと[涼|すゞ]しう若き人こそひとへも[着|き]め、いふ[甲斐|かひ]な
き身は[厚肥|あつごえ]たる[衣|きぬ]ども打かさねぬ。かゝる程に昼くだち
[昨日|きのふ]にひとしう雨俄に[降出|ふりい]でかみなりはためきぬ。しば
し有てはた打[晴|はれ]なゐふりぬ。[二|ふつか]日三[日|か]、はかり合せたら
むやうなる気色也。
出典 新収日本地震史料 続補遺
ページ 665
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 東京
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版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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