[未校訂]仁和三年七月晦日(八八七年八月二六日)二つの地震が
同日に起こっている。「七月晦ノ大地震ニ震湧出タリ、
山ノ形一俵ノ米ヲ上ゲタ如クナリトテ所ノ俗俵山ト云
ウ……余震ハ七月二日ヨリ八月マデニ数十回アリ、七
月三十日ノモノハ申ノ刻ヨリ数刻ヲ過ギテモ止マラナ
カツタ。」と記されている。俵山の湧出については疑
問であるが、この地方では、あるいは震度六内外あっ
たと察せられる。マグニチュード八以上の地震は一地
方では何百年に一回の確率で起こる巨大地震である。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
---|---|
ID | J2400012 |
西暦(綱文) (ユリウス暦) |
0887/08/22 |
西暦(綱文) (先発グレゴリオ暦) |
0887/08/26 |
和暦 | 仁和三年七月三十日 |
綱文 | 仁和三年七月三十日(八八七・八・二六)〔畿内〕 |
書名 | 〔新旭町誌〕○滋賀県 新旭町誌編さん委員会S60・11・3 新旭町役場 |
本文 |
[未校訂]仁和三年七月晦日(八八七年八月二六日)二つの地震が
同日に起こっている。「七月晦ノ大地震ニ震湧出タリ、 山ノ形一俵ノ米ヲ上ゲタ如クナリトテ所ノ俗俵山ト云 ウ……余震ハ七月二日ヨリ八月マデニ数十回アリ、七 月三十日ノモノハ申ノ刻ヨリ数刻ヲ過ギテモ止マラナ カツタ。」と記されている。俵山の湧出については疑 問であるが、この地方では、あるいは震度六内外あっ たと察せられる。マグニチュード八以上の地震は一地 方では何百年に一回の確率で起こる巨大地震である。 |
出典 | 新収日本地震史料 続補遺 |
ページ | 3 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 滋賀 |
市区町村 | 新旭【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
IIIF Curation Viewerで開く
地震研究所特別資料データベースのコレクションで見る
検索時間: 0.001秒