[未校訂]村社石井神社 柏崎町本町三丁目
(社掌の提出せし由緒書)
(前略)人皇第五十代桓武天皇延暦八巳年強震ありて遂
に社地陷没し翌午年神意により石井の岡に遷宮し奉る是
れ即ち現在の位置にして□社地跡は柏崎沖を離るゝこと
二十余丁にして鳥居懸りと称する處あるは是れにして漁
人屢々岩石の華表を波底に見崇敬せりと云ふ(後略)
村社八坂神社 柏崎町八坂町
一、延暦十二年(今昭和八年を去る凡そ千百五十年後、
皆昭和八年を起算とす)震災崩土の為め河曲の地に奉
還
延宝年間(旧記には今を去る八百五十年とあり白河帝
治世に當る之れ恐らくは今を去る二百五十年の誤算な
らん然らは霊元帝の御代なり)當所に奉還し明治五年
二月八坂神社と改称村社に列す後行政區♠の變更に伴
ひ一時社格を廃止されしが明治十六年五月復帰村社と
なる