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項目 内容
ID J2300144
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1707/10/28
和暦 宝永四年十月四日
綱文 宝永四年十月四日(一七〇七・一〇・二八)〔東海以西至九州〕
書名 〔地震記録〕静岡県相良町地代 香川家文書 大庭正八氏提供
本文
[未校訂]宝永四年丁亥十月四日午ノ下刻諸国大地震あり其中に五畿内
南海道三州遠州夥しく動揺し海辺ハ津波打寄大地裂て青き泥
を吹出したり大坂ハ家倒レ船流レ死人怪我人数万なり京都ニ
ハ破損なし其時駿州不二山の半腹に一ツの小山湧出たり今是
を宝永山と云ふ同十一月四日大雨降事車軸を流すが[如し加之|シカノミナラズ]
[迅雷虩々|ヂンライトウ](滔)として百里を驚かす諸人是を恐れ危む事譬へんに物
なし富士山同月廿三日の麓洲走り口より山焼出近国大小地震して焼る音
百千の雷一度に落るが如くにて炭の如くなる灰降闇き事昼夜
のわかちなし老若男女生たる心地ハ更になく泣叫ふ声天地ヲ
も驚かすべき有様也廿五日八ツ頃漸く天晴て日輪を拝し互に
無事を語り合歎息する斗也同日七ツ時ゟ廿二日天曇り砂ふり
地中も時々動揺し廿八日ニ至而砂ふり止地動も鎮りて万民始
て安堵したり百四十九年
出典 新収日本地震史料 補遺 別巻
ページ 160
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 静岡
市区町村 相良【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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