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項目 内容
ID J2300072
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1703/12/31
和暦 元禄十六年十一月二十三日
綱文 元禄十六年十一月二十三日(一七〇三・一二・三一)〔関東〕
書名 〔伊東覚え書〕S55島田千秋著
本文
[未校訂]大川を奔り下る出水とは逆に、大海嘯の鉾先がこの水路を遡
って鎌田村にまで被害を及ぼしたこともあったらしい。
和泉橋下の石淵という処は豊かな流れが岸を洗っていたの
で、土地の子どもたちが水浴びを楽しむ場所であった。ここ
に櫓が淵というのがあったが、そこは元禄(十六年十一月)
の大津浪のとき漁船の櫓が流れついたところだという。関東
大地震で起きた海嘯で、岡橋近くまで運ばれた浜べの人たち
の例があるほどだからあり得る話である。
鎌田神社の北側に横巻利(よこまくり)という地名がある。
宇佐美の城宿北東寄りにはよこまくらという土地があって、
同じ元禄の大津浪のとき多くの人々が殪れた処だという話が
ある(大正三年、宇佐美村誌)。鎌田の横巻利も櫓ケ淵ととも
にこの大津浪に関係がある土地かも知れない。
出典 新収日本地震史料 補遺 別巻
ページ 118
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
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版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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