地震史料集テキストデータベース

[未校訂]七月廿三日　晴　助右衛門
資蔵
一御三方様御機嫌伺春岱罷出候
（先刻之地震ニ付　殿様ゟ
何之御障茂不為　御惣容様江
在御機嫌被成候由　御使
秋本権四郎
御座候哉之御使者被遣候
七月廿五日　助右衛門
資蔵
一御三方様御機嫌伺復庵罷出候
一今朝五時過地震強弥太右衛門御医師春岱御前江相詰ル無程
相済　御三方様へ
一（今朝地震強御座候処
何之御障も不被為在　殿様より御使者福島藤助
候哉右為御見舞以御使者
被　仰達候
一（地震ニ付御機嫌伺として　高次隼人殿
罷出当席ニをいて謁ス
一　同断　浦野仲右衛門
一（同断　松本助八
老女謁ス　佐藤仲甫
向井元升
一地震ニ付駈着罷出候者鈴木覚三仲番橋本林平
一（地震ニ付　酒井伝助殿
御機嫌罷出当席ニて謁ス
但同席惣名代兼候者
一今朝之地震ニ而　玲姫様　鐐姫様御用家之かべ損し候付早
々繕可申様御作事方江申達尤外少々之御繕所も有之