[未校訂]二月二日 曇晴南、北風あり 午前地震弐行(ママ)近年の大震ひ也
二月七日 曇、朝から北風午後ますます募り土砂を巻く……
▽当月二日巳之刻の地震相州大荒れ、別けて小田原領烈し
く箱根山も東之方半分荒強く、巌石を崩し人家大木を倒し、
小田原城を始め町家無難の家壱軒も之無く人馬の損し夥
し、箱根山中往来留り十日後にても人馬之通路相成りまじ
くの躰参宮帰国の者共は岩を伝い木にすがり橋の落ちたる
所は沢底へ下り川を越しやうやう通路のよし也
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項目 | 内容 |
---|---|
ID | J2205932 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1853/03/11 |
和暦 | 嘉永六年二月二日 |
綱文 | 嘉永六年二月二日(一八五三・三・一一)〔小田原〕 |
書名 | 〔鈴木平九郎公私日記〕○東京都立川市柴崎 |
本文 |
[未校訂]二月二日 曇晴南、北風あり 午前地震弐行(ママ)近年の大震ひ也
二月七日 曇、朝から北風午後ますます募り土砂を巻く…… ▽当月二日巳之刻の地震相州大荒れ、別けて小田原領烈し く箱根山も東之方半分荒強く、巌石を崩し人家大木を倒し、 小田原城を始め町家無難の家壱軒も之無く人馬の損し夥 し、箱根山中往来留り十日後にても人馬之通路相成りまじ くの躰参宮帰国の者共は岩を伝い木にすがり橋の落ちたる 所は沢底へ下り川を越しやうやう通路のよし也 |
出典 | 新収日本地震史料 補遺 |
ページ | 933 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 東京 |
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版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
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