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項目 内容
ID J2201368
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1686/01/04
和暦 貞享二年十二月十日
綱文 貞享二年十二月十日(一六八六・一・四)〔安芸・長門・備後・伊予〕
書名 〔御用処日記〕○山口県岩国岩国徴古館
本文
[未校訂]十二月十日
一今日昼之九ツ少前甚地震
上々様無御別条御庭へ御退被成、追付静リニ付而被遊御戻

殿様御裏へ被為入候 法泉院様へも地震為御見廻被成御坐
候事、御供方如例
地震之覚
一御土居中御家無別条候御坐敷中塀少々われめ付候事
一御屋敷廻門櫓角櫓ハ無別条候事
一御屋敷廻大手塀諸所われ、覆瓦大分落候事
一御家棟瓦大分落候事
一御土蔵之土落又ハわれ瓦も諸所落候事
一天水桶之水大形不残こほれ候事
一御家中大手ねり塀崩申候所多候、就中にしみハ三歩一も
崩可申哉と見へ申候事
一同土蔵并家棟瓦過半落候事
一横山にしみ大橋大抵ハ無別条台石ハ喰(ママ)出シ申候事
一横山錦見川西家之分ハ倒不申候事
一東ノ御土ゐ大抵無別条候事
一今津大抵無別条候、御本手御蔵外ゟ見へ候所ハ無別条候

一在々之儀は未知候事
一此外委細之儀はいまたとくと知不申候、大辻之見及(カ)右之
分也
一右地震ニ付而萩表如何候哉と毛利織部様、益田越中殿へ時
付之飛脚ニて御見廻之御連書被進候、爰元地震之趣右一ツ
書之廉々書付を以桂七郎方へ差越其辻を以御老中へ申上候
様ニと之儀遣候事、委細之儀は御音信方ニ記之段、省略
一昼之地震已後も夜中へかけ度々少ツゝ地震ニて御坐候事
一今日地震付而為伺御機嫌御老中々老衆嫡子其外限有之衆御
手廻衆罷出候事
十二月十三日
一自萩二日飛脚罷上ル、去十日萩地震之趣、桂七郎ゟ申来
ル、大抵御屋敷廻り少も無別条候由候也
十二月十四日
一地震之儀ニ付而萩へ被遣候飛脚今晩罷帰返事取戻候也
出典 新収日本地震史料 補遺
ページ 271
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 山口
市区町村 岩国【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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