地震史料集テキストデータベース

[未校訂]（（注、「新収」第二巻一七四頁〔江戸幕府日記〕にない部分のみをのせる）
六月廿七日　陰　巳后刻ゟ時々晴時々雨　度々少々地震
一従京大坂并唐津飛脚到来
一阿部対馬守自日光依帰参登城則　御前へ被為召彼地之様躰
被為聞召云々（後略）
六月廿九日　曇未刻ヨリ雨降
（中略）
一日光御石垣破損之所修覆之儀有馬中務太輔被　仰付之於御
黒書院　上意之旨酒井讃岐へ并老中伝之
七月十三日
一大納言様為御生見玉へ御祝儀於奥方御吸物御一献被献之例
年者御膳□被進候今度地震付而二丸御殿破損之故如此云々
七月十四日　午旦陰辰刻ヨリ属晴
一今度地震之節日光破損之石垣修復之事有馬中務太輔依被
仰付為見分彼御山江相越帰参付而登城謁老中退去
（慶安三年）
四月十二日　晴
（中略）
一土井遠江守去頃西丸石垣破損之修復被仰付之頃日御普請依
令首尾彼（カ）下奉行土井内蔵允小杉長兵衛堀主水長尾但馬高田
所左衛門右五人白銀綿衣御羽織等被下之
（慶安三年）
五月廿一日　夜前ヨリ雨降子下刻雷
一日光并江戸石垣御普請出来ニ付而穴太駿河丹後黄金三枚充
暑衣二宛并穴太駿河子七郎右衛門是又去年ヨリ石垣御普請
之御用相叶ニ付黄金壱枚并在留中九ケ月分之御扶持方十人
分被下之旨豊後守伝之