[未校訂]27―2
天正十五年(一五八七)年の地震
「正月七日、夜中暮あいまで、天気暖に御座候所、地震強く
所々家蔵潰れ、浪岡京徳寺も痛み申し候。その他 所々破
損多し」(永禄日記)
この記録は永禄日記の北畠本(永禄日記には異本が多いと云
われる)に出ているものである。この地震も大日本地震史料
には採録されていないが、記述が具体的であること、永禄日
記の初期の部分は浪岡の北畠家の家臣によって書かれている
ことから、天正年間に津軽に被害地震があったことはほぼ確
実である。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
---|---|
ID | J2200398 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1587/02/14 |
和暦 | 天正十五年一月七日 |
綱文 | 天正十五年正月七日(一五八七・二・一四) |
書名 | 〔東北地方北西部(津軽地方)の歴史地震(Ⅰ)〕S55 佐藤裕 弘前大学科学報告 |
本文 |
[未校訂]27―2
天正十五年(一五八七)年の地震 「正月七日、夜中暮あいまで、天気暖に御座候所、地震強く 所々家蔵潰れ、浪岡京徳寺も痛み申し候。その他 所々破 損多し」(永禄日記) この記録は永禄日記の北畠本(永禄日記には異本が多いと云 われる)に出ているものである。この地震も大日本地震史料 には採録されていないが、記述が具体的であること、永禄日 記の初期の部分は浪岡の北畠家の家臣によって書かれている ことから、天正年間に津軽に被害地震があったことはほぼ確 実である。 |
出典 | 新収日本地震史料 補遺 |
ページ | 88 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 青森 |
市区町村 | 弘前【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
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