[未校訂](注、参考太平記〈「史料」第一巻三二九頁以下〉の抄文
の後に
)
右の参考太平記の記事は、通信機関不備な昔に、当時の風評
を材料としたものであるのみならず、余程誇張して書いたや
うであるから丸呑みには信ぜられぬが兎に角由岐の惨状や鳴
門の奇現象は世の評判に上つた処であらう、由岐には此時の
罹災者約六〇名の供養塔が康暦二年に建てられ、古碑として
著名である。又由岐の大池は此地震にて陥没して出来たと称
する者があるが、是は事実と思われぬ。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
---|---|
ID | J2200125 |
西暦(綱文) (ユリウス暦) |
1361/07/26 |
西暦(綱文) (先発グレゴリオ暦) |
1361/08/03 |
和暦 | 康安元年六月二十四日 |
綱文 | 正平十六年六月二十四日(一三六一・八・三)〔畿内・阿波・紀伊〕 |
書名 | 〔郷土研究徳島県誌〕S3・8・20 笠井藍水著 徳島県郷土会発行 |
本文 |
[未校訂](注、参考太平記〈「史料」第一巻三二九頁以下〉の抄文
の後に ) 右の参考太平記の記事は、通信機関不備な昔に、当時の風評 を材料としたものであるのみならず、余程誇張して書いたや うであるから丸呑みには信ぜられぬが兎に角由岐の惨状や鳴 門の奇現象は世の評判に上つた処であらう、由岐には此時の 罹災者約六〇名の供養塔が康暦二年に建てられ、古碑として 著名である。又由岐の大池は此地震にて陥没して出来たと称 する者があるが、是は事実と思われぬ。 |
出典 | 新収日本地震史料 補遺 |
ページ | 25 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 徳島 |
市区町村 | 徳島【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
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