[未校訂] 干潟浦 今日方浦と書す。この地は往日遠干潟にて、家居も
なくして、北の山ぎはを通路せしとなり。元弘元年の大地震
よりして陸となり、いつとなく市店出来せしより、都会の津
となり、あるひは大船をつくりて、北海・東海にかよひ、万
物を積み、交易してその利倍を得るいへ多し。これを船持と
いふ。
塩がれの干潟の浦のはなれ洲に田鶴ぞ鳴くなる友よばふらし
よみ人しらず
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項目 | 内容 |
---|---|
ID | J2200105 |
西暦(綱文) (ユリウス暦) |
1331/08/07 |
西暦(綱文) (先発グレゴリオ暦) |
1331/08/15 |
和暦 | 元徳三年七月三日 |
綱文 | 元弘元年七月三日(一三三一・八・一五) |
書名 | 〔同書(紀伊国名所図会) 五〕▽ |
本文 |
[未校訂] 干潟浦 今日方浦と書す。この地は往日遠干潟にて、家居も
なくして、北の山ぎはを通路せしとなり。元弘元年の大地震 よりして陸となり、いつとなく市店出来せしより、都会の津 となり、あるひは大船をつくりて、北海・東海にかよひ、万 物を積み、交易してその利倍を得るいへ多し。これを船持と いふ。 塩がれの干潟の浦のはなれ洲に田鶴ぞ鳴くなる友よばふらし よみ人しらず |
出典 | 新収日本地震史料 補遺 |
ページ | 22 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
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