地震史料集テキストデータベース
[未校訂]S49・3・1 東海市史編纂会
（調宝記）
〈一三七〉
乍恐御達申上候御事
一仲川筋 堤長両かわニ而、割所千四百間程
一鹿持雨池壱ケ所 堤長割所三拾間程
一東平井雨池壱ケ所 堤長割所拾五間程
一平子雨池二ツ之内 堤長割所三拾五間程
右は、去四日朝地震ニ而、前顕之通、大方損所出来仕候、尤
其外家々ひさし、并塀抔倒候所、所々有之候へ共、少分之儀
は相除申候、仍之、前顕之通、御達申上候 以上
嘉永七年
寅十一月
加木屋村庄屋
早川平右衛門
半田小兵衛様
御陣屋
嘉永七年寅十一月四日朝五ツ半時過、大地震ニ付、損所、左
の通御尋故、御達申候、表（ママ）細だれ小家ニテ認メル
乍恐御請書申上候御事
今般地震ニ付、損所御尋御座候処、先達而御達申上候通、右
損所、当村方賄ニ而、出来可仕候間、此段御達申上候 以上
寅十一月
加木屋村庄屋
早川平右衛門
半田小兵衛様
御陣屋
乍恐御達申上候御事
一山之脇池 壱ケ所
右は、先達而定式御普請御願申上、去十月、御見分相済候
処、今般地震ニ付、損所御尋御座候故、吟味仕候処、右池ニ
おゐて、御見分之外、別条無御座候、仍之、御達申上候 以
上
寅十一月
加木屋村庄屋
早川平右衛門
半田小兵衛様
御陣屋