[未校訂]また、安政三年(一八五六)の高浪は、百年に一度とい
われ、湊口百間をふさぎ、堤防二百間をこわし、逆流し
た潮水は千町歩の田畑をうずめ、四年このかた毎年おし
よせた暴風雨の被害と重なって、作物がまったくとれな
いという大被害をあたえました。そのうえ安政元年十一
月四日の大地震に引きつづいて起こった同四年五月の地
震で、三十四カ村の百姓は、まったく生きた心地もしま
せんでした。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
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ID | J1202650 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1857/06/21 |
和暦 | 安政四年五月三十日 |
綱文 | 安政四年五月三十日(一八五七・六・二一)駿河・遠江 |
書名 | 〔郷土の先覚者・野村一郎〕○富士市▽ |
本文 |
[未校訂]また、安政三年(一八五六)の高浪は、百年に一度とい
われ、湊口百間をふさぎ、堤防二百間をこわし、逆流し た潮水は千町歩の田畑をうずめ、四年このかた毎年おし よせた暴風雨の被害と重なって、作物がまったくとれな いという大被害をあたえました。そのうえ安政元年十一 月四日の大地震に引きつづいて起こった同四年五月の地 震で、三十四カ村の百姓は、まったく生きた心地もしま せんでした。 |
出典 | 新収日本地震史料 第5巻 |
ページ | 283 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 静岡 |
市区町村 | 富士【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
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