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項目 内容
ID J1201163
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1852/06/26
和暦 嘉永五年五月九日
綱文 嘉永五年五月九日(一八五二・六・二六)津軽・八戸⇨十日
書名 〔多志南美草〕○八戸
本文
[未校訂]夫は扨置嘉永五壬子年の春とはなりけり。田舎にも春は
春とて、梅が香の匂は同じ。やがて桜の時にも成ける。
九日の朝五ツ時の事なりしが、震動する事夥敷、何事や
らんと見てけるに、虚空にあやしき飛行のもの有。頭槍
の穂の如く、朝日にゑひし胴中より、雲にもあらず、煙
りに隠れ、二三丁飛かと見れば地に落て、煙許りは雲井
に残り、しばしが程は消もやらず、誠に不思議といふも
あまり有。是にも其見所に仍て替りもあるや。其説区々
(ママ)也。其節近国の人々に尋けるに、いかにも同日同刻見や
うは五人五色也との風説也との事。天変地妖と申ながら、
何さま稀有の事なりき。
出典 新収日本地震史料 第5巻
ページ 94
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 青森
市区町村 八戸【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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