[未校訂]二十六日 天陰、晡と夕とに地再び震う
(十一月の日暦の中に)
○地震
客月二十六日、晡に越後の地[震|ふる]う。[沼垂|ぬまたり]は戸一千、その
圧倒せるもの五六十戸。岩船・瀬場・塩津は新発田の封
内にて、みな被災す。津軽侯の飛使は某所にて圧死せり。
その他は、地の[坼|さ]け川の[湮|ふさ]がること数所。新発田の封外
もまた然りと(三宅生語る)。
○地震
十月二十六日、賀越能の地[震|ふる]う。能の海島もっとも甚だ
し。佐渡越後もまた甚だし(西条侯が米庵の話を語る)。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
---|---|
ID | J1003079 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1833/12/07 |
和暦 | 天保四年十月二十六日 |
綱文 | 天保四年十月二十六日(一八三三・一二・七)〔両羽・越後〕 |
書名 | 〔慊堂日暦〕○江戸 |
本文 |
[未校訂]二十六日 天陰、晡と夕とに地再び震う
(十一月の日暦の中に) ○地震 客月二十六日、晡に越後の地[震|ふる]う。[沼垂|ぬまたり]は戸一千、その 圧倒せるもの五六十戸。岩船・瀬場・塩津は新発田の封 内にて、みな被災す。津軽侯の飛使は某所にて圧死せり。 その他は、地の[坼|さ]け川の[湮|ふさ]がること数所。新発田の封外 もまた然りと(三宅生語る)。 ○地震 十月二十六日、賀越能の地[震|ふる]う。能の海島もっとも甚だ し。佐渡越後もまた甚だし(西条侯が米庵の話を語る)。 |
出典 | 新収日本地震史料 第4巻 |
ページ | 696 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
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