[未校訂](巳荒鑑)○出羽国村山郡
同日八つ時とおぼしき頃、忽地震して動キ出つ。是に
て当郡間も伝へざる大地震也。人皆驚きまとひて蜘の子
を散らすが如く走りまわる。起あからんとすれバ倒る。
揺るる事強ク壁落し土をふるい、[垂木|たるき]くだけて軒傾き、
長崎村抔は凡家蔵ともに五拾余軒仆れたり。庄内・越後
の津々浦々大ニ損ずると聞。凶年には色々の災ひのミあ
るものぞかし。
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項目 | 内容 |
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ID | J1003053 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1833/12/07 |
和暦 | 天保四年十月二十六日 |
綱文 | 天保四年十月二十六日(一八三三・一二・七)〔両羽・越後〕 |
書名 | 〔西川町史編集資料 三ノ二〕○山形県 |
本文 |
[未校訂](巳荒鑑)○出羽国村山郡
同日八つ時とおぼしき頃、忽地震して動キ出つ。是に て当郡間も伝へざる大地震也。人皆驚きまとひて蜘の子 を散らすが如く走りまわる。起あからんとすれバ倒る。 揺るる事強ク壁落し土をふるい、[垂木|たるき]くだけて軒傾き、 長崎村抔は凡家蔵ともに五拾余軒仆れたり。庄内・越後 の津々浦々大ニ損ずると聞。凶年には色々の災ひのミあ るものぞかし。 |
出典 | 新収日本地震史料 第4巻 |
ページ | 680 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 山形 |
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版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
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