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項目 内容
ID J1002088
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1824/02/13
和暦 文政七年一月十四日
綱文 文政七年正月十四日(一八二四・二・一三)飛驒・名古屋・伊勢・近江・京都・大阪・池田・金沢⇨十八日
書名 〔猿猴庵日記〕○名古屋
本文
[未校訂]正月
元日。晴天。
十四日。巳刻比、地震。余程つよし、其後、折々地震。
十六日。大須の塔、五重目柱、今日建、但し、式有□(虫損)に
あらす五重目まて出来たる事をしらするのみに張札を出す。
 此月、地震多し、十四日以後、少しつゝ折々有、山焼
る音にやと、世間にて沙汰せり、大地震有んかと人々あんじる也。折々地震
有故、様々の風説有、駿河町辺にては、廿八日大地震有
と、熱田宮の御託宣有といふ沙汰をして質屋は預りの
品々を長持へ詰、釣出す用心し、或は藪を掃除して莚を
敷置もあり、富士塚社にて、毎夜、神楽を奏する由、然
るに、熱田の肴うりに聞しに、十六日か大地震との御託
宣とて、各、御宮内に籠りたるに、何事もなし。最早、
心遣ひ有間敷といふ。又、一説に、此頃折々の雨天は、
地震の替りなる由、沙汰あり、十七日より廿日ふり続き
し也
出典 新収日本地震史料 第4巻
ページ 420
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 愛知
市区町村 名古屋【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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