[未校訂](島根災害年表)
文政五年八月二十二日、那賀郡波佐地方に、大地震が
あった。つづいて二十五日には、波佐・漁山方面を中心
として、石見一円に地震があった。次いで十二月二日夜
八ツ時(午後八時)、美濃郡の西部から南部にわたり、又
那賀郡の南部にかけて、烈震に見舞われ、影響は鹿足郡
から、出雲の簸川郡にまで及んだ。この状態は翌三四日
までも、断続して微震を伴なった。このため美濃村では、
十戸の潰家を見、当匹見と下波佐地方では、山嶽の崩壊
に伴ない、火を発したのである。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
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ID | J1002011 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1823/01/14 |
和暦 | 文政五年十二月三日 |
綱文 | 文政五年十二月三日(一八二三・一・一四)〔石見〕⇨四日 |
書名 | 〔石見匹見町史〕○島根県美濃郡 |
本文 |
[未校訂](島根災害年表)
文政五年八月二十二日、那賀郡波佐地方に、大地震が あった。つづいて二十五日には、波佐・漁山方面を中心 として、石見一円に地震があった。次いで十二月二日夜 八ツ時(午後八時)、美濃郡の西部から南部にわたり、又 那賀郡の南部にかけて、烈震に見舞われ、影響は鹿足郡 から、出雲の簸川郡にまで及んだ。この状態は翌三四日 までも、断続して微震を伴なった。このため美濃村では、 十戸の潰家を見、当匹見と下波佐地方では、山嶽の崩壊 に伴ない、火を発したのである。 |
出典 | 新収日本地震史料 第4巻 |
ページ | 414 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 島根 |
市区町村 | 匹見【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
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